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ペンタゴンペーパーズのラスト結末!ネタバレあらすじと感想

洋画

「ベトナムにおける政策決定の歴史」を記した最高機密文書。正義と信念により、この機密文書=ペンタゴンペーパーズを掲載しようと戦った人たちがいました。

女性はまだ妻であり母であることだけを求められていた時代に、勇気をもって立ち上がったキャサリン・グラハム。彼女の勇気が大きな原動力となり、歴史を変えた物語です。

メリル・ストリープがキャサリンになりきります。

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ペンタゴン・ペーパーズ ネタバレあらすじ


1966年、ベトナム戦争は泥沼化していました。

合衆国軍事アナリストのダニエル・エルズバーグは、国防長官のロバート・マクナマラ(ブルース・グリーンウッド)にベトナム戦争について「絶望的である」と報告しました。しかしマクナマラはメディアに対して「戦況は好転している」と伝えたため、エルズバーグは失望しました。

その後、エルズバーグはアメリカのシンクタンクのランド研究所から、政府がまとめたトップシークレットの文書を秘密裏に持ち出し、コピーし始めます。

1971年、ワシントン。株式公開を控えたワシントン・ポストの社主キャサリン・グラハム(メリス・ストリープ)は、当時のいわゆる高級紙で唯一の女性経営者でした。自殺した夫の意思を継いだものの経験は浅く、男性優位の社会の中で苦労していました。

そのころキャサリン自身が引き抜いたポストの編集主幹ベン・ブラッドリー(トム・ハンクス)は、ニューヨークタイムズの敏腕記者が長い間記事を書いていないことを、不審に思い調べ始めていました。近々スクープが掲載されるのではと危惧していました。

そしてタイムズに掲載されたのはなんと、トルーマン、アイゼンハワー、ケネディ、ジョンソンという4人の大統領がベトナム戦争に関する嘘をついていて、マクナマラも、この戦争には勝てないことを1965年から知っていたのに国民を欺いていた、事実が明かされている調査報告書の一部でした。

タイムズに特ダネを独占されたベンは負けじと、「旧知のマクナマラから文書を手に入れてくれ」とキャサリンに頼みますが断られます。ベンはなんとかポストを一流紙に押し上げたいのです。文書を手に入れるために仲間と画策します。

タイムズが機密保護法に違反しているとニクソン大統領は激怒し、出版を差し止めます。

ランド研究所でエルズバーグの元同僚だったベン・バグディキアンが文書のコピー4000ページを入手しました。

しかし掲載すれば、ポストも同様に罪に問われ、株式公開ができなくなるでしょう。キャサリンはマクナマラにアドバイスを求めます。すると「ニクソンはあらゆる手段で君をつぶしにくるだろう」と言われました。

会社存続のために掲載に反対する者もいます。「報道の自由を守るのは報道しかない」とベンは熱意を込めてキャサリンを説得します。

社主としての、そしてジャーナリストとしてのキャサリンの選択は・・・

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ペンタゴン・ペーパーズ ラスト結末


キャサリンは記事を掲載することに決めました。

ホワイトハウスからは差し止めを求める電話が入りました。

どんな手を使われるのか、報復を恐れるキャサリンでしたが、その後、全国の様々な新聞が関連する記事を掲載し、ポストを支持する姿勢を見せました。

キャサリンとベンはニューヨーク・タイムズと連携し、法廷でホワイトハウスと争い勝利します。

ラストで、何者かが民主党本部に忍び込んでいる様子が映ります。これはかの有名なウォーターゲート事件の現場です(ニクソン率いる与党が民主党本部<ウォーターゲート・ビル>に盗聴器を仕掛けました)。この事件をきっかけにしてニクソンは失脚しますし、この事件を暴いたのもワシントン・ポストでした。

最高裁の判決

最高裁判所は差し止め命令を無効としました。ペンタゴン・ペーパーズの公表は公益のためであり、政府の監視は報道の自由に基づく責務であるという判決理由でした。

ヒューゴ・ブラック判事による判決に、「ニューヨーク・タイムズ、ワシントン・ポストその他の新聞社が行った勇気ある報道は決して有罪判決に値するものではなく、むしろ建国の父が明確に掲げた目的に報いる行為として称賛されるべきである。」とありました。

アメリカをベトナム戦争参戦へと導き、国民を欺いて多くの若者を遠い外国に派遣し、病気や戦闘で多くの命を奪ったという行為を明るみにしたことは、制限を受けない自由な報道が、政府の偽りを暴き、合衆国憲法修正第1条で建国者たちが望んだことだったと述べました。

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ペンタゴン・ペーパーズ 感想


ユダヤ系のエルズバーグは、自身の目でも見た悲惨な戦況を隠ぺいする政府(4政権にわたって)に絶望し、愛国心と正義から暴露することにしました。起訴されたすべての罪状を合わせると115年の刑期だったそうです。

しかしニクソン陣営が、エルズバーグの信用を傷つける目的で彼の精神科医をスパイしようとしたことが判明し、政府による深刻な不正行為があったとして審理無効となり、起訴はすべて取り下げられました。

ウォーターゲート事件といい、ニクソンという人は疑心暗鬼で被害妄想で、自身のことが書かれている内容ではないのに過剰反応しすぎました。

スピルバーグ監督がぜひとも描きたかったキャサリン・グラハムという女性は、いい奥さんになるための教育しか受けていませんでした。夫を亡くして新聞社を引き継ぐことになるまで、働いたこともありませんでした。

それなのに歴史に残るような重大な決断を迫られました。そしてその決断は新聞業界また報道の自由を大きく変えることになりました。女性のリーダーが誕生した瞬間でもありました。

メリル・ストリープは、常に自己不信に陥るキャサリンの自信のない特徴を完璧に捉えていたそうです。

キャサリンに敬意を表するため、撮影現場には優秀な女性スタッフが多く携わっていたそうです。

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