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ビューティフルボーイのラスト結末は?ネタバレあらすじと感想も

洋画

息子のことなら何でも知っていると思っていた。
 
 
優しくて頭もいい自慢の息子が、薬物中毒になっていました。親としてできることは何なのか。
 
 
息子の葛藤がわかるから、何度繰り返しても信じ続けた、父と息子の8年間。
 
 
父親の視点、息子の視点、2冊のベストセラーを上手に統合してひとつの映画にしています。
 
 
息子役は、出演作のすべてが絶賛されている若手俳優、才能豊かで、独特の存在感があるティモシー・シャラメです。
 
 
映画に寄り添う音楽にも耳を傾けてみてください。

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ビューティフルボーイのネタバレあらすじ


フリーの音楽ライター、デヴィッド・シェフ(スティーヴ・カレル)は、カウンセラーに話します。「息子がクリスタル・メスの依存症です。息子の身に何が起こったのでしょうか?助ける方法はあるのでしょうか?」
 
 
1年前、息子のニック・シェフ(ティモシー・シャラメ)が二日間、行方不明になりました。
 
 
心配していた父の元に帰ったニックは、ドラッグを抑えられない状態であることが一目瞭然です。すぐに4週間の治療コースに入れますが、自由時間に外に出たまま戻ってこないと施設から連絡が入ります。
 
 
大雨の降る中、探し回るデヴィッドが、ぼろぼろの状態のニックを見つけました。
 
 
父の記憶の中のニックは、UCバークレーをはじめ六つの大学に合格する頭脳を持ち、スポーツも万能、読書や音楽を楽しみ、一緒にサーフィンもしました。本当に素晴らしい息子でした。
 
 
しかしニック本人は、両親が離婚し(実母はL.A.で暮らしています)、父の再婚相手と、その後恵まれた二人の弟妹と暮らす日々の中で、最初はアルコール、そして覚せい剤に。家族にも嘘をつきながら、次第に依存していったのです。
 
 
父の望む自慢の息子でいるために苦しんでいたのです。そのことをようやく口にします。「これが僕なんだ。こんな僕は嫌い?」
 
 
病院や施設に入っては抜け出し、父が必死に見つけ出して保護する、その繰り返しです。
 
 
LAの母のもとで更生施設に通い、1年2か月クリーンな状態を保ち、家族のもとに帰ってきました。
 
 
幼い弟たちと海で遊び、幸せで満たされた時間を過ごしたものの、大学時代の同級生ローレン(ケイトリン・デヴァー)を再会し、再びドラッグに手を伸ばしてしまいました。

2冊のベストセラー

『Beautiful Boy』デヴィッド・シェフが、薬物中毒の我が息子という自身の記事を元に出版しました。12言語以上に翻訳されました。
 
 
『Tweak』ニック・シェフが、ドラッグ依存症だった自身の回顧録として書きました。
 
 
この2冊が話題になり、注目したプランB(またしても!)が異なる二つの側面から見た一つの映画にしようと考えました。
 
 
親子は出版しようと考えて書いたわけではなく、自分自身と向き合うためであり、またその後交換して読むことによって、お互いが置かれた状況や気持ちを知ることができたのです。
 
 
ニックは、父も自分と同じくらいに、愛する息子を助けられないことで苦しんでいると初めて知ったのです。

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ビューティフルボーイのラスト結末


ニックとローレンはまるで破滅に向かっていくようです。家族の留守中に家に忍び込み、盗みを働こうとまでします。帰宅したデヴィッドに見つかり、慌てて逃げ出します。
 
 
その夜、ローレンが過剰摂取で心肺停止。ニックの必死の心臓マッサージで一命はとりとめましたが、ニックは心身ともに限界を悟り、デヴィッドに「家に帰りたい」と言います。
 
 
すがりつきますが、愛ゆえに、「力になってやりたいが、自分の力で人生をやり直すんだ」とつき放しました。
 
 
そして・・・再度病院からの連絡です。「こんなにもドラッグを摂取していて命があるのが不思議なくらいだ」と医師が言うほど、ニックの体は蝕まれていたのでした。
 
 
意識を取り戻し涙を流すニックを、やさしく抱き寄せるデヴィッド。

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ビューティフルボーイの感想


スティーヴ・カレルは、コメディ専門のイメージが最初ありましたが、近年はもう落ち着いた渋い中年の魅力で、今作の役もぴったりでした。
 
 
息子のことはすべて知り尽くしていると思っていました。父の側から見ると、優しく美しく、優れていて通じ合っている息子でしたが、息子は本当は辛かった。大好きな父親の前で背伸びをしすぎてしまいました。
 
 
それをティモシー・シャラメが演じるとより切なく心に迫ります。汚いぼろぼろのシーンでも美しく見えてしまうし、希望の光が差し込むように見えます。
 
 
「すべてをこえて愛している」
 
 
両親の愛の力で、現在のニックは立ち直っています。
 
 
親の愛って・・・何度裏切られても、信じ続けることができるんですね。子どもはそれを試しているのでしょうか。
 
 
薬物依存(とくに青少年の)は、日本ではまだそこまで身近な問題ではありません。
 
 
ドラッグ=犯罪というイメージばかりで、その依存から立ち直るためにはどんな力が必要か、断ち切れない者が悪いと言い切れない依存の強さを、理解できていません。自分の意志の力だけでは克服できない魔力を。
 
 
薬物の個人使用の非犯罪化という動きが、ヨーロッパではすでに主流になってきているそうです。アメリカでも、そういった動きが、かえって犯罪を抑制するのではないかと考えられています。
 
 
 
 
薬物に依存している者に差し伸べる手がないと、居場所がないと、すぐに薬に戻ってしまいます。支える側の苦悩はよくわかりましたが、それでもその愛がないと救えないのです。依存は悪ではなく病気だから治療が必要なのです。

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