10月9日、NHK連続テレビ小説「スカーレット」の第9話が放送されました。
第9話では、川原家の元居候・草間が教える柔道教室は大人気に。喜美子をはじめ、多くの子供たちが習う。信楽では草間に残ってほしいと望む声があがるも、草間はまた旅立つつもりだった。喜美子は草間を引き留めようと説得するが、生き別れた大切な人の存在を打ち明けられ、笑顔で背中を押す。
一方この頃、隣町で人さらいの事件が発生。
この記事では、10月9日第9話放送のネタバレ感想について、お伝えいたします。
前回までのあらすじ
信楽の地で女性陶芸家を目指す川原喜美子。
大阪から信楽の地へ引っ越して来たのは春。
季節は移ろい、冬に入り、川原家の生活もようやく安定したように見えた。
しかし、大阪から借金取りが来て、状況は一変した。
しかも常治が逃げた留守中に、宗一郎が借金の一部を肩代わりした。
何とか全額返そうとした常治に、貴美子が口出しして平手打ちされた。
常治は、男には女にはない“意地と誇り”があると言った。
喜美子は一晩じゅう、その意味を考えた。
そして、考えついた。
喜美子は、紙芝居を我慢した自分にも“意地と誇り”はある、と言った。
その話を聞いていた宗一郎は、東京行きを延期して喜美子に柔道を教えることにした。
道場には、体が弱い信作や、喜美子の天敵である次郎まで合流した。
なんと照子まで。
宗一郎の柔道の弟子は8人集まった。
【前回のあらすじ】第8話ネタバレ感想!草間が柔道をきみちゃんに教える
スカーレット第9話のネタバレあらすじ
喜美子の学校も冬休み。宗一郎の柔道の稽古は、まず礼から始まる。喜美子が号令をかけ、皆がいっせいに礼をする。
受け身の稽古が始まった。
宗一郎が見本をしめし、注意すべきことを教える。皆が寝たままでで、受け身の練習を始めた。
次は、腕立て伏せ。
準備運動として、皆で山道も走ってきたこともあり、信作がばて気味になる。宗一郎は信作を励まし、へたりこんだ信作の帯をつかんで、持ち上げてやる。
その次は、並んで順番に、立った姿勢からの受け身を始める。次郎も、驚くほど素直に指導に従っている。
帰り道は、喜美子が弱音をはいた。信介は、声もだせないようだった。
ひとり照子だけは元気だった。
もともと、照子は他の習い事で、体力に自信があったのだ。
しかし、そんな習い事はやめて、自分の夢に向かいたいと、照子が言った。照子は将来、婦人警官になりたい、とふたりに打ち明けたのだった。
喜美子は、信作の家で新聞を見せてもらい、調べた。
あった!
喜美子は婦人警官の記事が載った新聞を借りた。忠信と陽子は、常治が土産に買ってきた手袋をどうやって貴美子に渡そうか、と相談していた。
普通に渡したら、喜美子が代わりに怒られるのは目に見えていたし、冬も終わってしまう。
結局、渡すのに失敗した。
落し物のふりをして、喜美子に拾わせようとしたが、警官が拾って大野雑貨店に持ってきたのだった。
もちろん、喜美子は自分のものではない、と否定した。警官は、近所で誘拐があったので、警告をしに回っていたのだった。
喜美子は、自宅に帰り新聞を読んだが、読めない字があったので、母に尋ねた。
母は、喜美子が婦人警官になりたいと考えていると誤解したが、喜美子は自分がなりたいわけではない、とすぐに否定した。
母は、照子の夢と知った。
茶の間では、喜美子が絵を描いていた。いつの間にか、百合子が立てるようになっていた。
珍しく直子が貴美子をほめる。
喜美子は絵がうまいから、絵描きになればいいのにと言った。しかし喜美子は、将来のことより今の生活の事で頭がいっぱいだった。
いっぽう酒場では、常治のご近所さんが集まり、盛り上がっていた。
宗一郎が子供たちに柔道を教えてくれているおかげで、争いごとがものすごく減った。それで、宗一郎にお礼をしたいが、宗一郎はお金を受け取らない。
そこで、間借りしている常治の家に対する宗一郎の不満を皆で解消してやろうという話を始めた。
常治は不満と聞いて、けげんな顔をした。
皆からの気持ちという、包みの中には、ラジオがあった。
常治にではなくて、宗一郎へのお礼として・・・
喜美子と宗一郎は、たきぎを拾いながら話をした。
宗一郎が東京に戻る、という話だった。宗一郎は、照れ隠しなのか茶の間のラジオの話をした。
しかし、喜美子は宗一郎がいなくなることのほうが、事件だった。宗一郎が東京に戻らなくてはいけない理由を、喜美子が尋ねた。
宗一郎は、自分の妻を探しに東京へ行くと言った。
4年前に、宗一郎の妻は満州から帰国していたという。
それ以後、消息がない。
宗一郎は、大阪はだいたい探したから、東京に探しに行くと言った。だったら、早く行かなくては、と貴美子が言うと宗一郎が苦笑した。
宗一郎は倒木に腰をかけ、喜美子らしい、と言った。
皆、満州から戻って4年も経ったら、亡くなっているだろうから諦めろと言うのに、喜美子は励ましてくれた。
宗一郎は、
「見つけるよ、いつか必ず」
と言い、喜美子に結婚式の写真を見せた。
喜美子が感想を言った。
「まあまあやな」
照子は、おびえた様子で山道を駆け上がっていた。
うしろから、あやしい人影が迫る。
・・・道場に照子の母親が駆け込んできた。
照子がいなくなった!
【次回のあらすじ】第10話ネタバレ感想!きみちゃんが戸田恵梨香に!
スカーレット第9話の感想
照子は、お嬢様そだちなのに意外と体力があるのですね。
また、婦人警官志望とは驚きました。そして、あまり上から目線での話し方もしなくなりました。精力善用。
まさに講道館柔道の創始者、嘉納治五郎の教えそのままですね。
そういえば番長格の次郎も、おとなしくなったようです。
酒場でも、次郎の父が争いごとが少なくなった、と言ってましたよね。
もともとは、次郎が原因を作ったようなものですが・・・
しかし、常治はめんどうくさい。
このまま、根気よく毎月の借金を返していけるのでしょうか?
手袋ひとつ返すのに、忠信や陽子があんなに気を使うなんて。酒場でも、大勢に言われて、やっと納得するなんて。
もともと欲しかったくせに、周りの人に、あれほど気を使わせるとは、常治こそ、柔道を習うべきです。
直子も。
こうして、何もかも好転したように見える川原家でしたが、宗一郎は東京へ行ってしまうのですね。
喜美子を残して。
幼い貴美子に対しても、「おとな」としてあつかう宗一郎。いなくなると寂しいですね。
宗一郎も、誰も言ってくれない励ましの言葉を、喜美子に言ってもらえて良かったですね。
東京行きを延期していちばん恩恵を受けたのは、実は宗一郎自身だったのではないでしょうか。
照子、だいじょうぶでしょうか?
お金持ちの娘なだけに心配です。
スカーレットを見逃した!見逃し配信を視聴する方法
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