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ガーンジー島の読書会の秘密のネタバレあらすじとラスト結末!感想も

洋画

イギリス王室保護領のガーンジー島をご存知でしょうか?イギリス海峡のフランス寄りに浮かぶ諸島の一つです。
 
 
自然しかない!大変に美しいこの島と、これまた美しい『シンデレラ』リリー・ジェームズが、この物語の主人公です。
 
 
本が好きな人もそうでない人も、読書会に参加してみませんか。

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ガーンジー島の読書会の秘密のネタバレあらすじ


1946年、第二次世界大戦が終結し、落ち着きを取り戻そうとしているロンドン。作家として成功し始めたジュリエット(リリー・ジェームズ)は、この大戦で両親を亡くしました。自分だけが生き残った喪失感、さらに自分だけが幸せになることには気まずさを感じています。
 
 
そんなとき、ガーンジー島から届いた一通の手紙が、彼女の人生を変えることになります。
 
 
手紙の主はドーシー・アダムス(ミキール・ハースマン)。”読書とポテトピールパイの会”に所属しているそうです。彼と数回手紙のやり取りをするうちに、好奇心からこの島に行ってみたいと思うようになります。
 
 
そして、返事も待たずに船に乗ってしまいます。
 
 
この読書会は、ドイツ軍に占領されていた戦時中に発足しました。抑圧された暮らしの中で、本を読んで仲間と感動を共有し、議論し、笑いあい、人間らしさを取り戻す時間はメンバーにとって貴重なものでした。
 
 
島に到着し、メンバーたちと打ち解けてきたころ、「読書会について書きたい」と告げると、即答でお断りでした。会を創ったエリザベス(ジェシカ・ブラウン・フィンドレイ)に「会いたい」という願いも「今は無理」ということでした。
 
 
この島には、読書会には、エリザベスには、何か秘密があるのではないか。もっと調べてみたくなったジュリエットは、滞在を延ばして真実に近づこうとします。

美しいガーンジー島

イギリス海峡のフランス側、沖合に浮かぶ諸島の中で2番目に大きい島です。
 
 
イギリス王室保護領というあまり聞いたことのない特別な統治地域で、独立国ではないが高度な自治権があります。独自の法と自治議会、独自の通貨の発行もあります。
 
 
第二次世界大戦の勃発時、イギリスはこの島の防衛を放棄しました。そのためこの島は、イギリスのヨーロッパ領域で唯一、ドイツに占領されてしまいました。
 
 
占領は5年続き、この物語はその間の、捕虜同然の扱いを受けていたころのお話です。
 
 
すべての食料が没収されガスが止められ人々は飢えていましたし、夜間の外出は禁止、郵便や電話も止められ、人々は孤立していました。
 
 
「文化活動」だけ推奨していたようで、「読書会」が作られ、メンバーの救いになりました。
 
 
現在のガーンジー島は、酪農を中心に、温暖な気候と風光明媚な自然から観光業が盛んです。

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ガーンジー島の読書会の秘密のラスト結末


ジュリエットはこの旅に出る直前に、アメリカ人の裕福な恋人マーク(グレン・パウエル)からプロポーズを受けていました。しかし、文通相手のドーシーをひと目見た瞬間、確かなつながりを感じたような気がしました。共通の本を通して、その思いは日ごとに増していきます。
 
 
読書会の秘密とは、行方が分からなくなっているエリザベスそのものでした。強い信念に突き動かされて生きるエリザベス。看護師をしながら、敵味方の区別なく治療をし、ドイツ人の医師と愛し合うようになり身ごもります。いつもエリザベスの理解者であるメンバーも、その事実には衝撃を受けます。周囲の住人からも揶揄されます。
 
 
ドイツ人医師は本国に帰される途中の海で亡くなり、ひとりで娘を育てるエリザベス。
 
 
ある日、強制労働させられているドイツ人の少年を助けると言い、ドーシーに娘を預けて、そのまま帰ってきませんでした。
 
 
ジュリエットは婚約者のマークに、エリザベスの消息を調べてもらいました。その調査結果を島まで持参したマークは、一向に戻らないジュリエットにしびれを切らしていました。
 
 
エリザベスは捕らわれ、そこでもやはり他人の命を守って、自らが犠牲になる最期だったということがわかりました。
 
 
ジュリエットにできることはここまでです。マークを共にロンドンに帰ります。
 
 
みんなと約束したから書けないと言い、抜け殻のような毎日を過ごします。ドーシーのことも頭から離れず、マークに高価な指輪を返しました。
 
 
書かない事には自分は立ち直れないと、出版はしない、メンバーに読んでもらいたいだけと心を決め、夢中で書き上げます。
 
 
そしてメンバーに送り、またしても返事を待たずに船に乗ります。
 
 
そこで・・・ジュリエットを迎えに来たドーシーと再会します。

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ガーンジー島の読書会の秘密の感想


とても印象に残っているセリフが二つあります。
 
 
ジュリエットが滞在中の前半に泊まる宿の女主人が、嫌みで詮索好きです。エリザベスと読書会を快く思っていなくて批判ばかりします。そしてジュリエットに聖書を読みなさいと言います。
 
 
ジュリエットは「聖書は愛について書かれているのに、あなたは裁こうとしかしない。あなたこそ聖書をもう一度読みなさい」と返します。(ごめんなさい、完璧に正確ではないかもしれません。)
 
 
ジュリエットはもうこの時点で、エリザベスを、読書会のメンバーを愛しているんですね。
 
 
もう一つは、エリザベスが娘をドーシーに預けるシーンで、「パンはある?」と聞きます。どこの家にもパンなんてあるとしたら最後の一つなのに、ドーシーは迷わず出します。
 
 
「最後のパンを差し出してくれるあなただから娘を預けられる」と言い、そして戻りませんでした。
 
 
エリザベスに代わってキット(娘)を育てていくことを心に誓っているドーシーは、エリザベスをひそかに愛していたのかもしれません。
 
 
そんなわけで、この映画は次々に謎を解いていくミステリー、ではありません。「秘密」という部分は邦題にしかありませんから。それよりいろんな形の愛の物語です。
 
 
第二次世界大戦中の”ダンケルク”や”チャーチル”ではない、普通の話、女性の話はあまり語られてきていない。石炭がない砂糖がない、パンがない、そういった当たり前の小さなお話を、監督は描きたかったそうです。
 
 
「拾い物」といえる鑑賞でした。

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