9月26日NHK連続テレビ小説「なつぞら」の第154話が放送されました。
第154話では、なつは約束通り、優と千遥と千夏を連れて、坂場とともに夏の十勝を訪れる。牛の乳搾りをやりたがっていた子供たちにやり方を教えるなつ。久々に柴田家の食卓を大勢で囲み、賑やかな夕食となる。夜になり、かつての子供部屋で一緒に布団を並べるなつと千遥たち。これまで2人がどうやって生きてきたかをお互いにもっと知りたいと話す。
この記事では、9月26日154回放送のネタバレ感想について、お伝えいたします。
前回までのあらすじ
“ここからまた始まり”
アニメを完成させたなつたちマコプロは、引き続きあらたな作品の制作が決まった。
ふたたび新宿におでん屋を再開する亜矢美も、だしに人情という深みを加えて新しい店を構えることになった。
なつも、もちろん咲太郎も、かあちゃんこと亜矢美の復帰を喜んだ。
そして学校も夏休みとなり、なつ、一休さん、優の親子は、千遥、千夏親子とともに、なつかしい十勝の牧場に帰ってきた。
あたらしい始まりを求めて・・・
【前回のあらすじはコチラ】なつぞら153話ネタバレ感想!ミルコス社長に大泉洋
154話のネタバレあらすじ
なつたちは、ほんとうに久しぶりに十勝へ戻ってきた。
千夏だけは初めてだ。
広い遊び場と考えたのか、千夏は優とともに駆け出していた。
優が母屋に飛び込むと富士子と砂良が迎えてくれた。
すぐになつたちも追いついた。
優は富士子の胸に飛び込んだ。
礼儀正しい千遥が挨拶をしようとすると、富士子はまずは上がってと言った。
富士子がなつに、わざわざバスを使った理由を尋ねると、なつはこう言った。
「歩きたかったのさ」
「じいちゃん」
牛舎で泰樹が牛の世話をしていると、うしろからなつの声が聞こえてきた。
泰樹は、なつと一緒に来た千遥の姿を見て思わず抱きしめてしまった。
とても、とても感慨深げな顔をして、すこし震えてもいた。
まるで、生きている間にもう会えないとあきらめていたかのように。
その姿を見たなつにもさまざまな思いが去来した。
なつがじいちゃんに挨拶すると、やっと千遥を放し、お帰りと言うが、じいちゃんはまた千遥の顔をじっと見てお帰りと言った。
ふたりとも、目からひと筋、伝わってくるものがあった。
千夏を紹介すると、じっちゃんはその頭をなで、次いで優の頭をなでた。
一休さんが挨拶すると、じいちゃんは顔を伏せて、ただうなずいて、その場を立ち去った。
なつは、昔じいちゃんに教わった通り、千夏に乳搾りの仕方を教えた。
千夏も、優も、昔のなつのように最初からうまく搾れた。
その晩、大勢集まった柴田家の夕飯は、千夏たちの乳搾りの話で盛り上がった。
皆が盛り上がっているなかで、じいちゃんだけは顔を伏せて黙々とご飯を食べていた。
なつが、じいちゃんにアニメの話を持ち出して、一休さんがどうでしたかと聞くと、じいちゃんはただうなずくだけだった。
何か言いたそうにしていたが、じいちゃんは先にやすむ、と言い立ち上がった。
寝床に入り、優と千夏が寄り添う姿を見て、なつと千遥は昔の話をした。
まだふたりが離ればなれになるまえの。
風呂上りに通りかかった一休さんがその話を耳にして、考え込んだ。
幸せだった自分の少年時代を恥じたのかもしれない。
いっぽう、富士子と砂良は牧場で採れた牛乳でアイスクリームを販売していた。
店には、弥市郎が造った熊の木彫りも置かれていた。
なつに聞かれて、弥市郎も元気でいると砂良が言った。
アイスクリームはとてもおいしかった。
空気を読めない一休さんが、お客さんは?と聞くと
外から、来るわけない、という声が聞こえた。
なつの妹の夕見子だった。
誰も牧場でアイスを食べさせてくれるとは思っていなかったのだ。
なつが紹介すると、千遥は初めまして、と丁寧のお辞儀したが、ものおじしない夕見子はこう挨拶した。
「やっと会えた」
帯広の「雪月」。
雪次郎がなつと一休さんに感謝する。
作品のおかげで店が大繁盛していると。
バアちゃんも同調する。
雪次郎の母が、店のことよりアニメの成功を祝う。
雪次郎の父が、これで天陽君の描いた包み紙が全国に広まることになると言い、なつたちも今は亡き天陽のことを思った。
そして、バアちゃんが、なつたちに、じいちゃんと話した内容を伝えた。
バアちゃんは、なつにこう頼んだ。
「じいちゃんのそばに少しでも長くいてやって」
・・・その晩、十勝に嵐が吹き荒れた。
なつの父たちが、古い牛舎を建て替えて、最新の設備にしようかと話し合っていた時だった。
じいちゃんが縁側に下りてきた。
なつが言う。
「じいちゃん・・・」
154話の感想
じいちゃんが、千遥を抱きしめてしまいました。
あの、じいちゃんが。
たぶん、じいちゃんの心のなかでは、もう二度とあえないだろうと思っていたのでしょう。
もともと無口なじいちゃんが、いっそう言葉少なくなっているのは、言葉にすると、一気に感情があふれてしまう、そんな気がしたのではないでしょうか。
私はそう思います。
なつと再会したときも、一休さんにアニメの感想を求められたときも。
バアちゃんには、話せても自分に近い家族には心配をかけまいとする。
優しいんだね、じいちゃん。
「元気でいてくれて、ありがとう、お姉ちゃん」
千遥の言葉にぐっと来て
「生きててくれてありがとう、千遥」
で、私はとうとうこらえきれなくなりました。
そうそう、天陽のことを忘れていました。
そうですね。
なつたちの成功をいちばん喜んでくれているのは、やっぱり天陽なのでしょう。
あの絵がソラの原点なんです、となつが言い、やっぱりと思ったのは私と雪次郎の父だけでしょうか・・・
嵐!
嵐か~。
できるなら何事もなく・・・
【次のあらすじはコチラ】なつぞら155話ネタバレ感想!泰樹と天陽くんの畑へ
なつぞらを見逃した!見逃し配信を視聴する方法
なつぞらを第1話から最新話までリアルタイムで見たいと思っていたのに、見逃してしまった方もいるのではないでしょうか。
朝という時間帯は忙しい人も多く、見忘れてしまうこともあると思います。
でも、安心してください!
なつぞらを見逃してしまった方のために、見逃し配信を視聴する方法について、まとめたので、見てみてください。
なつぞら最終話までもう少し!どんな結末か楽しみですね。