皆さんは中島美嘉さんの「雪の華」という楽曲をご存知でしょうか?
2003年10月に発売されたこの楽曲は、お菓子メーカー明治のCMソングに採用され、第45回 日本レコード大賞で金賞を受賞しました。
カラオケの人気曲ランキングにも上位にあるので、聴いたことがあるかたも多いと思います。
今回は、そんな中島美嘉さんの歌う「雪の華」をモチーフに、切なく儚い恋愛映画として人気を博した、2019年1月に公開された、こちらの映画をご紹介します。
「雪の華」キャスト紹介
綿引悠輔:登坂広臣(三代目 J Soul Brothers from EXILE TRIBE)
平井美雪:中条あやみ
平井礼子:高岡早紀
岩永:浜野謙太
綿引初美:箭内夢菜
若村:田辺誠一
あらすじ どんな物語なの?
物語は東京-フィンランドで展開されます。
幼少期から病気に悩まされ、余命を一年と宣告された美雪(中条あやみ)は、過酷な現実を知り、きっと私は幸せになれないと考えていました。
そのこともあり、最期の日が来るその前にフィンランドでオーロラを見るという夢を持っていました。
ある日、ひったくりに遭遇し、動けなくなってしまった彼女にガラス工芸家を目指す青年/悠輔(登坂広臣)がひったくりを追いかけ、バッグを取り返してくれます。何も声を出さずひっそりしていたそれを機に彼との交流が始まり、悠輔の真っすぐな所に惹(ひ)かれていきます。物語が進み、悠輔の働くお店が経営難に陥っているのを知った美雪は、100万円を渡すので1か月だけ私と交際してほしいと彼に持ち掛けます。
感想や評価
この映画は恋愛映画ということで彼女に言われ観に行きました。
私自身、恋愛映画はあまり観ないので、関心もなく観たのですが、最後には彼女より号泣していました。
思わず、ひとりでもう一度観に行ってしまうほどお気に入りの映画の一つとなりました。
なんといっても風景の圧倒的映像美から、二人の焦れったいような恋愛の様子が繊細に描かれていて、とても心に響く映画でした。
調べてみると、映画の舞台はフィンランドということでしたが、実際に現地へ行き撮影を行ったというだけある美しい映像の数々でした。
※これより先はネタバレを含みますので、気になる方は読んでいってください。
ネタバレ・迎える結末やラスト
100万円で仮の恋人となった悠輔と美雪。
余命わずかな美雪には恋人ができると思ってはいませんでしたが、憧れは人一倍ありました。
憧れをまとめたノートを元にデートの約束を立てる美雪。
その少女漫画のような美雪の要求に応える悠輔。
悠輔は騙されたオーナーの為、自身が店長を務めるお店の為、大金を貰っているので渋々付き合います。
次々と「恋人と生きている間にやりたいことリスト」を出来る喜びもあり、ついはしゃぎすぎてしまう美雪。
はしゃいだあと、体調が優れず病院へ診察を受けます。まだまだ死ねない。これから恋の楽しさを知っていくんだ。。。
大金を出してまで恋人役をしてほしいと頼む理由を教えてくれない。
彼女の素性もわからない。
しかし、そんなミステリアスな美雪に、次第に惹かれていく悠輔。
二人はお互いに惹かれあっているにも関わらず、本心を出せずどこかもどかしさを感じてしまいます。
そして、美雪は残っている時間でどうしても叶えたかった願い、自分を産んでくれた両親が出会った場所 フィンランドへ旅行に行きたい。
と悠輔を誘い出します。
フィンランドへ着いた二人。美しい雄大な自然。3日間の旅行の中で二人の距離は縮まっていきます。
美雪と恋人契約ではなく、本気で恋人として一緒に過ごしたい悠輔。
雄輔と本当の恋人になれたら幸せなのに。。。でも、これ以上は望んではいけないよね。と気持ちに無理やり踏ん切りをつける美雪。
二人の旅行は終わり、恋人契約も終わりを迎えてしまいます。
刻一刻と自分の命の時間を感じ取りながらも、契約にすぎなかった悠輔のことを想い、病室でひとり涙する美雪。
まさに理想の彼氏だった悠輔へ感謝の気持ちと溢れる大好きという感情。
そして悠輔もまた、美雪のことを忘れられずにいました。ある日、偶然病院で美雪の病気、余命わずかな身体であることを知ります。
美雪は最後に単身フィンランドへ向かいます。どうしてもそこでオーロラを見るんだ。
しかし、待ってもオーロラが現れません。美雪は誰にも言えなかった悠輔への想いを叫びます。
美雪の想いを聞き、悠輔が現れます。
「俺たち、もう一度恋人をやりなおさないか?」「俺たちが生きている間ずっと恋人でいよう」
そして迎えるエンディング。雄輔の働く喫茶店でよりそう二人で終了しました。
主題歌はもちろん中島美嘉さんの「雪の華」。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
自分の過酷な運命を知り、それでも本当の愛を見つけた美雪と、余命わずかな彼女とともに歩むことを決めた悠輔。
これは涙腺崩壊してしまいますよね。
ぜひ、大切な方と一緒にご覧下さい!