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グリーンブックは実話?モデルとネタバレあらすじ、感想も

洋画

笑って、怒って、泣いてまた笑って。
 
 
コメディが得意なファレリー監督(兄)のユーモアセンスが光ります。
 
 
グリーンブックを携えて、ちょっと荒っぽい白人用心棒と、気高い小国の王のような黒人ピアニストと、黒人差別が強いアメリカ南部を一緒に旅しましょう。
 
 
この物語はどこまで実話なのかにも迫ってみましょう。

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映画「グリーンブック」は実話?


映画の中で「グリーンブック」の存在感はそれほどありません。
 
 
タイトルについての賛否はありますが、この物語は「実話」です。

脚本賞を受賞したニック・バレロンガは何者?

映画『グリーンブック』の主役の一人、トニー・バレロンガの息子で、製作と共同脚本を(アカデミー賞受賞)しています。彼はいつかこの物語を映画化したいと願っていて、父に何時間も話を聞き記録を残してきました。もう一人の主役ドクター・シャーリー本人にもインタビューしています。
 
 
二人の主役の生の声を活かし、嘘いつわりなく完成しています。

「グリーンブック」って何?

郵便配達員グリーン氏の手によって30年もの間作られ続けた、黒人専用のガイドブックです。
 
 
この物語の時代、南部にはジム・クロウ法という黒人を制限する法律がありましたし、KKKと結託して無罪の黒人を逮捕する白人警官が多くいました。また法律の適用は州によって異なっていましたから、黒人は自分たちを守るためにこのガイドブックを利用して、黒人用の店や宿を調べ、日没後に外出できるかも調べていました。
 
 
このガイドブックによって彼らは、自身の身を、プライドを守っていたのです。

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モデルになったものは何か

後述する二人の旅がこの映画の軸になります。そこにタイトルの「グリーンブック」が絡んできます。ただ監督は、「グリーンブック」をもう一つの主役にするつもりはなかったと言っています。

トニー・リップ・バレロンガについて

NY下町のブロンクスでイタリア移民の家に生まれたトニーは、マフィアと暴力に囲まれて育っています。世界的に有名なナイトクラブ、コパカパーナに12年勤め、その間に培った人脈から映画俳優デビューもしています。
 
 
もともと黒人に少なからず偏見を持っていましたが、ドン・シャーリーとの旅の途中から、仕事としてではなく、繊細で孤独なドンを守ってやりたいと思うようになりました。
 
 
二人の友情は旅が終わった後も50年以上続き、2013年1月にトニーが亡くなったあとを追うかのように、同年4月にドンも亡くなっています。

ドクター・ドナルド・シャーリーについて

音楽、心理学、典礼芸術の博士号を持っていることからドクターと呼ばれています。複数の言語を話すこともできました。
 
 
巨匠ストラヴィンスキーから<神の域の技巧>と絶賛される優れたピアニストでありながら、「白人は黒人のクラッシックを聴きたくない」と言われ、ジャズとクラッシックを融合させた唯一無二の独自のジャンル生み出しました(本人はクラッシックを演奏したかった)。
 
 
黒人でありながら白人に仕えていない、でも白人のためにピアノを弾いているという半端な立ち位置で、黒人なのに、黒人の側にも居場所がありませんでした。
 
 
同性愛者で、セクシュアリティの面でもマイノリティでありました。

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ネタバレあらすじ


NYの一流ナイトクラブ、コパカパーナの頼れる用心棒トニー・リップ・バレロンガ(ヴィゴ・モーテンセン)は、店が休業する2か月間の仕事を探していました。運転手を探していると紹介された相手は、カーネギーホールの上階に暮らす黒人ピアニスト、ドクター・シャーリー(マハーシャラ・アリ)でした。
 
 
黒人に偏見を持っているトニーは、身の回りの世話もするようにと言われて拒絶します。しかし黒人差別が色濃く残る危険な南部への旅には、トラブル解決力の高いトニーにどうしても同行してほしいので、トニーの条件を全面的にのんだ形で二人は出発します。
 
 
がさつで無教養だが腕っぷしが強くハッタリも得意なトニーと孤高の天才黒人ピアニストは、自分の流儀を譲らずに衝突ばかりしていましたが、ドン・シャーリーの演奏を聴いたトニーは一度で魅せられてしまいます。一方ドンもどんなトラブルも解決するトニーに信頼を寄せていきます。
 
 
反発しあっていた二人の旅はいつしか笑いの絶えない楽しい旅へと変わっていきました。
 
 
このコンサートツアーの最後は悪名高いホテルのレストランです。二人は無事にコンサートツアーを終わらせることができるのでしょか。

当時の黒人差別

舞台となった1962年のアメリカといえば公民権運動が力を増していたころで、ジョン・F・ケネディが大統領で、映画の中でドンが獄中から電話を掛けた相手、ロバート・ケネディが司法長官でした。キング牧師の呼びかけのもと20万人もの人々が参加したワシントン大行進が63年。アメリカは変わり始めていました。
 
 
とはいえまだ道半ば。
 
 
特に南部では州法で白人と黒人がはっきりと区別されていました。知らずに白人用の店や宿に黒人が入ってしまうと、それだけで罵倒されたり暴力をふるわれたりしました。
 
 
すでにある程度の人気を確立した黒人の歌手や映画スターでも、黒人専用のレストランや安宿にしか入れませんでした。
 
 
そこで「グリーンブック」が必需品だったわけです。

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結末


演奏中は静かに魅了されている白人たちですが、演奏中以外はドンを黒人として扱います。黒人用のトイレを使ってください、控室は物置です、等々。ツアーファイナルのレストランでは、食事をさせてもらえません。ドンとトニーは「ここでは演奏しない」と飛び出します。
 
 
そしてフラリと入った黒人専用の安酒場でドンは、力強くショパンを弾きました。
 
 
音楽家として、黒人として、誇りを感じさせる感動的なシーンです。
 
 
同時に、輝く笑顔がとてもまぶしかったです。

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感想

ハードルの高い人種差別テーマの映画を笑いで包んであります。
 
 
さらっと軽く観るもよし、深く深く掘り下げるもよしです。
 
 
そこら辺のさじ加減が、偏見や差別と笑いで戦うファレリー流でさすがです。
 
 
でも、ファレリーは監督賞にノミネートもされませんでした。授賞式でスパイク・リーが退席したのにはもう少しほかにも訳がありそうですが、この映画については、単に白人側が気持ちよくなれる映画だという人もいるようです。
 
 
差別については、当事者にしかわからないことなので控えます。
 
 
『ムーンライト』でオスカーを手にしたときは正直、あれだけの出演で?と思ってしまいましたが、今回のマハーシャラ・アリの、孤独や不安を隠して堂々としている繊細な演技は素晴らしく、感動しました。


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