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ファーストマンは実話?ネタバレあらすじと結末!感想と評価も

洋画

1969年、人類初の月面着陸を成功させたアメリカ。
 
 
50周年の節目に公開されたアポロ11号の船長ニール・アームストロングの物語「ファーストマン」について、お伝えします。
 
 
映画「ファーストマン」は、「ラ・ラ・ランド」のデイミアン・チャゼル監督とライアン・ゴズリングが再び組んだ伝記ドラマです。人類初の月面着陸に成功したアポロ11号の船長ニール・アームストロングの人生を描きます。

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ファースト・マンは実話?


「ファースト・マン 初めて月に降り立った男 ニール・アームストロングの人生」(ジェイムズ・R・ハンセン)
 
 
ベストセラーで世界中の言語に訳されているこの原作から、丁寧に忠実に作られた映画です。
 
 
ニール本人に60時間もインタビューした原作者が、驚くほどの出来栄えと絶賛している本作は、完璧にノンフィクションで、実話です!

ニール・アームストロングの実像

「人間にとっては小さな1歩だが、人類にとっては大きな飛躍である」
 
 
歴史的な瞬間に、こんな言葉を残した人物。
 
 
全てを広い視点でとらえ、小さな1歩に大きな飛躍を見出し、自分のこととしてではなく森羅万象に関わることとして語れる人。
 
 
多くの人の尽力があってこその成功なのだからと、自分一人にスポットライトが当たることを嫌がったそうです。
 
 
非常に謙虚で控えめな人物。物静かで、驚くべき集中力の持ち主。プロ意識が高い人。

当時の宇宙開発競争

1950~1960年代のアメリカは、人工衛星打ち上げ、有人宇宙飛行、船外活動などでソ連に先を越され、大きく水をあけられていました。
 
 
国家の威信を再び取り戻すため、そのソ連もまだ到達していない月を目指したのがジェミニ計画とアポロ計画でした。(宇宙飛行士の乗る小型船と母船をいったん切り離し、任務終了後にまたドッキングさせるのがジェミニ計画。これが成功したのち、宇宙飛行士が月面に着陸するのがアポロ計画)
 
 
技術的にもまだまだ不安定な中、それでも一命を賭して祖国のために、未知なる宇宙に挑む宇宙飛行士はヒーローとされました。

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ファーストマンのネタバレあらすじ


空軍基地でテストパイロットをしていたニール・アームストロングと妻は、まだ小さく大切な娘を病気で亡くします。深い悲しみを背負ったニールはそこから逃れるようにNASAの「ジェミニ計画」の宇宙飛行士に応募し、その訓練に明け暮れるようになります。
 
 
宇宙飛行士たちは、ヒューストンにあるコミュニティで家族ぐるみで親しくなっていきますが、訓練やミッションで仲間を次々と亡くしていきます。
 
 
ニール自らも、ジェミニ8号で史上初のドッキングを成功させるも、回転が止まらなくなるトラブルに見舞われます。冷静な判断で危機を脱出し生還しますが、死を覗き見ることになりました。
 
 
この成功を受け、アポロ計画に移行していきますが、なんとアポロ1号は模擬訓練中に起こった火災で飛行士3名が犠牲になってしまいます。これはアポロ計画で唯一の死亡事故になりました。
 
 
「死」を身近に感じる時、ニールはいつも亡くした娘を想うのです。
 
 
メディアは「莫大な税金を投じて、人命を危険にさらしているだけだ」と騒ぎ立てます。そんな中、アポロ11号の船長に任命されたニール。
 
 
彼らは戻ってこられるでしょうか。

宇宙飛行士を支えた妻たち

今作は、過去にも作られてきたような月に行く男たちの物語ではなく、地上に残された女性たち(家族)の物語でもあります。
 
 
妻たちは常に精神的にぎりぎりのところで夫を支え、家族の前で気丈に振る舞います。
 
 
ニールの妻ジャネットも、彼は宇宙飛行士である以前に夫であり父親で、宇宙飛行士と結婚したわけではないと言っています。
 
 
愛しているから支え続けたが、娘を失った消えない過去と、彼も失うかもしれない日々の恐れは神経をすり減らし、のちに二人は別々の人生を選ぶことになります。
 
 
また今作のミッションにでかける前のシーン、「息子たちにちゃんと話して」とジャネットがニールに対して、現実と、家族と向き合わせるシーンは完全にアドリブです。渾身で特別な想いのある撮影になったそうです。

アポロ号

当時はガラクタのブリキ缶(スパム缶と呼ばれていた)か棺が宇宙へいくようなもの、狂気の沙汰ともいえるほどの無謀な計画でした。
 
 
直径約3メートルほどの閉塞的な空間で、3人の宇宙飛行士が1週間以上も過ごしました。
 
 
現在私たちが目にすることができるスペースシャトルとは、まるで違ったことがこの映画では忠実に描かれています。

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ファーストマンの結末


ニールの乗ったアポロ11号は月に着陸し、無事に生還しました。ニールは人類初の月面着陸を成し遂げた男=ファースト・マンになり、一躍ヒーローになります。
 
 
しかしこの映画には、月面に星条旗を立てるシーンや凱旋パレードは描かれていません。宇宙開発競争に勝利したアメリカを称えるようなラストシーンにはなっていません。
 
 
その代わりに描かれているのは、たくさんの喪失、罪悪感を抱えているニールの深い悲しみや、愛する人を待ち続けることはもう身が持たないと感じているジャネットの苦悩の表情です。
 
 
二人にとっても、この成功は決して終わりではないのです。

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感想と評価


「ラ・ラ・ランド」の撮影監督と再びタッグを組んで、カメラを自在に使い分け、リアルでダイナミックな映像と繊細に五感を刺激するエキサイティングな臨場感に仕上げたという今作です。
 
 
実際にニールたちが味わった緊張、閉塞感とそこから広大な宇宙へと解き放たれた開放感や浮遊感まで、自分もアポロ11号に同乗しているかのように感じることができる。っと、そこまで大げさではなくとも、IMAXでなくても4Dでなくても、「なんだか狭くて息苦しいな」とか「アポロってボロなんだな」とは感じることができました。もちろん宇宙にぽーんと投げ出されたような浮遊感もちゃんとありました。
 
 
現代でも月にはまだ謎が多いですが、大きな代償を払って月に到達することにその価値はあるのかという質問に実の息子が答えています。
 
 
「月で採取してきた石やそれによって行った実験などを考えると難しい問題と言える。ただ、夢は叶うと示すことができ、後世を触発し突き動かした。その影響力は、全世界の人口を掛け算してみたらものすごい力だと思わないかい、それこそがアポロ計画の遺産だと言えるのではないか」と。
 
 
なるほどそうですね。
 
 
アメリカでは現在でも宇宙飛行士=ヒーローです。国民と社会の規範となるべき存在といわれています。
 
 
困難を乗り越えるたびに強くなり前進し続けたニール、この偉業を成し遂げたのは自分の力だけではないと謙虚であり続けたニール。宇宙飛行士=ニール・アームストロングなのかもしれませんね。

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