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イソップの思うツボはつまらない?面白くない理由を解説し考察

新作映画

「カメラを止めるな!」の上田監督が手がける最新作「イソップの思うつぼ」がいよいよ公開されました。
 
 
前作と同様、後半からのどんでん返しが期待されているこの作品ですが、どうも一部視聴者からの評価が悪いようです。
 
 
では、どうしてつまらないと考える視聴者が多いのでしょうか? 
 
 
今回は、それをまとめることにしました。映画の視聴が前提となっている記事ですので、ネタバレ全開でお伝えいたします。

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理由その1:ハードルが上がりすぎた


前作「カメラを止めるな!」が爆発的なヒットを記録しただけに、視聴者の期待値が高すぎたことが、まず1つ。
 
 
確かに「カメラを止めるな!」は中盤で明かされる種明かしと伏線回収の出来が素晴らしい映画でした。
 
 
しかし、それは「こういうどんでん返しがある!」という事前情報を多くの観客が知らなかったからこそ、衝撃も大きかったのでしょう。今回の場合、観客に耐性が出来てしまったのですね。
 
 
……と、視聴者に非があるような書き方をしましたが、実際のところ純粋に脚本・演出面でいまいちだった点があるのも事実です。

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理由その2:キャラにリアリティがなかった

どんなに現実離れした作品にも、リアリティが求められます。『世界観が現実的でないこと』と『物語が嘘っぽいこと』は、全然違います。
 
 
『ハリーポッター』や『ウルトラマン』をイメージしていただけると、わかりやすいと思います。明らかにフィクションの世界観の作品でも、その世界を生きているキャラクター達は、本物に見えなければなりません。
 
 
前作『カメラを止めるな』では、スタッフ側も役者側も、それぞれ行動や思考が非常に自然で、「ハプニングを必死のアドリブで頑張るメンバー」を見事なリアリティで描ききっていました。だからこそ、エンディングのみんなの笑顔は心から楽しそうに見えたのです。
 
 
残念ながら今回の『イソップの思うツボ』に登場する人物達は、行動や思考がいまいち不鮮明であり、何というか、「生きている」感じがありませんでした。
 
 
『こういうどんでん返しをする!』という結末が最初に来ていて、それに従ってキャラクターが動いてしまっている感じです。

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理由その3:画面の安さが悪目立ちしてしまった


『パラノーマル・アクティビティ』という、有名なホラー映画をご存じでしょうか? 撮影に使ったのは普通の家庭用カメラ、撮影場所は監督の自宅のみという、『カメラを止めるな』以上に低予算のアメリカ映画です。
 
 
驚くべき事に、多くの予算が潤沢なハリウッド映画相手に圧勝し、全米ナンバー1ヒットを記録した傑作です。ジャンルは違いますが『カメラを止めるな』と同じですよね?
 
 
『カメ止め』と『パラアク』には、共通点があります。
 
 
例えば、「手持ちカメラで撮影している」という状態を自然に演出していることです。
 
 
『パラアク』では、「主人公が買ったばかりのビデオカメラで家を撮っている」というシチュエーション。
 
 
『カメ止め』では、「アクシデントで新米がでたらめなカメラワークで追いかける」というシチュエーション。
 
 
どちらも説得力のある行動であり、同時に「画面の安っぽさ」を「リアリティ」に昇華しています。
 
 
ところが、今回の『イソップの思うツボ』は、撮影に関して言うと、ただの低予算映画でした。
 
 
前作は安っぽさも世界観に組み込まれていたのに対し、今回は「ただ安っぽい映像なだけ」に終わってしまった印象です。

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理由その4:前フリが露骨すぎた


『カメラを止めるな』の前半は、ノーカット撮影の技術は素晴らしかったですが、初見での印象はあまり面白くないB級映画みたいでした。
 
 
女優の演技が大根気味だったり、ブレブレの酔いそうなカメラワークや、安っぽい血糊……それが40分続きました。「途中で視聴を止める」という選択肢が採りづらい映画館という場所でなければ、ネタバラシ前に視聴を止めてしまう人が多いでしょう。
 
 
事実、金曜ロードショーで放送された際は、前半だけで見切りをつけてしまい、「つまらなかった」とぼやくツイートが散見していましたね。
 
 
しかし、後半のネタバラシが、前半の評価をがらっと変えました。「あのシーンの裏でそんな出来事が!」、「妙だと思ったら、こういうアクシデントがあったのか!」と、前半パートを楽しく周回視聴したくなるように、巧妙な伏線回収を行ったのです。
 
 
これにより、前半は「ただのつまらない40分」から、「後半に向けて価値のある40分」へと変わったのです。
 
 
ところが、『イソップの思うツボ』は、これに失敗している感があります。
 
 
『カメ止め』では、前半の時点でアクシデントや楽屋裏の真相に気づいた視聴者は少なかったでしょう。せいぜい、いくつかのシーンで「ん?」と思う程度だと思います。
 
 
まさか撮影の裏側でスタッフが右往左往していたり、妙に長ったらしい撮影が必死な時間稼ぎだったりなど、よほど勘のいい人でないと気づけません。
 
 
しかし、『イソップの思うツボ』では、そこが弱かったのです。伏線が露骨すぎたり、「あ、このシーン、多分こういうオチだな」というのが、前半パートの時点で早々に察しが付いてしまいます。
 
 
映像美術やアクションシーンなどが売りの作品や、視聴者に謎解きの機会を与えるタイプのミステリでもなければ、視聴者が伏線に気づきすぎてしまうのは、単純にネタバラシの快感が薄れてしまいますよね。この部分でも、『イソップの思うツボ』は失敗していたと思います。

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まとめ

辛辣に書いてしまいましたが、インタビューから監督自身も今回の映画は実験的な作品と認識しているように見受けられました。今回は上田監督だけでなく、複数人の監督が協力して作っていますから、そうした面もあるのでしょう。
 
 
完全に上田監督オンリーの『スペシャルアクターズ』が完成してからが、本番ですね。
 
 
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