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ホットサマーナイツのラスト結末は?ネタバレあらすじと感想も

洋画

忘れられない夏がくる―
 
 
そんなコピーのこの映画ですが、ひと夏のボーイ・ミーツ・ガール的なストーリーとはちょっと違うんです。
 
 
黒い巻き毛に長いまつ毛、端正な顔立ちのティモシー・シャラメの魅力と合わせて、映画「ホットサマーナイツ」を考察します。

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ホットサマーナイツの製作と上映について

気鋭の映画製作スタジオとして話題のA24

いまアメリカの若いインディペンデント系フィルムメーカーは、みんなA24と仕事をしたがっていると言わしめるスタジオで、2016年に『ムーンライト』でいきなりアカデミー賞作品賞などを受賞(このころは配給がメイン、現在は製作も積極的に行っています)。
 
 
2017年に製作&配給を手掛けたこれまた評価の高い『レディ・バード』にも出演しているティモシー・シャラメとはそもそも縁があります。

上映について

2019年8月16日(金)より全国公開しています。
 
 
全国公開とはいっても劇場は少ないので、上映館を調べてから観にいかれることをおすすめします。

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ホットサマーナイツのネタバレあらすじ

夏の始まり・冴えない少年の転機

主人公のダニエルは高校を卒業し、まもなく夏休みを迎えようとしていました。しかしある日、ダニエルの父が亡くなり失意のどん底にいました。
 
 
そんなダニエルを見かねた母が、叔母の家で夏休みの間気分転換するようにとダニエルをアメリカのケープコッドという町に向かわせます。
 
 
そこは避暑地で、夏の間お金持ちが多く住んでいることで有名な町でした。
 
 
初めのうちは友達もおらず、疎外感を覚えるダニエルでしたが、ある日ハンターという少年と出会います。
 
 
彼はその町では知らない人はいないほど有名な不良で、殺人を犯したという噂もあるほどでした。ダニエルはハンターの手助けをしたことがきっかけで親しくなります。
 
 
ハンターは麻薬の売人をしており、ダニエルは徐々にそれに自ら加担していきます。
 
 
またある日、ダニエルの乗る車にいきなり美少女、マッケイラが乗ってきました。それはひと夏を盛り上げるに十分な出会いでした。
 
 
何かから逃れようとしている彼女をかばい、ダニエルは一目で恋に落ちました。
 
 
思い悩むダニエルに衝撃の事実が知らされます。マッケイラはなんとハンターの妹でした。
 
 
さらにハンターとマッケイラは何やら事情で、仲が悪い様子。
 
 
ハンターからは「マッケイラに近づくな」と釘を刺されてしまいます。

盛夏真っただ中・恋も仕事もうまくいく日々

ハンターとダニエルはデックスという男との出会いがきっかけで麻薬の密売の仕事を受け、順調に業績を伸ばしていきます。大金を稼ぐことに喜びを覚え始めるダニエル。
 
 
そんな中、花火が行われるというイベントの日がありました。ダニエルはその会場で彼氏と訪れているマッケイラを見つけます。そして駆け寄り、彼女にキスをします。 
 
その場ではマッケイラの彼氏に殴られてしまいますが、数日後レストランでマッケイラと再会した際には、今度はマッケイラからアプローチを受け、2人は付き合い始めることになります。
 
 
同時期に、ハンターもエイミーという名のお金持ちの家の美少女と交際を始めていました。
 
 
エイミーは警官の娘でしたが。ハンターは「ダニエルとエイミーだけが自分を受け入れてくれる」と言います。嘘をついているダニエルは何も言えません。
 
 
マッケイラは麻薬の売人をしているハンターを嫌煙していましたが、ハンターは自らの行為により家族に迷惑をかけているという自負があり、彼なりにマッケイラを守っているようでした。
 
 
しかしある日、ダニエルとマッケイラがデートをしている際に、同じくデートをしていたハンターとエイミーに遭遇します。
 
 
ダニエルはとっさに知り合いではないと嘘をつき、その場をなんとかやり過ごします。
 
 
その後マッケイラから、兄のことを良く思っていないと打ち明けられます。その原因は、家族関係にありました。
 
 
2人の母親はすでに亡くなっていました。生前からハンターは母親に、麻薬の密売をやめるよう言われていながらもやめられず、母親が亡くなるとハンターとマッケイラはお互いに一言も交わさなくなってしまいました。
 
 
ダニエルはハンターにもマッケイラにもそれぞれとの関係を告白するわけにはいきませんでした。

ひと夏の折り返し・ハリケーンの接近

ある日ハンターの家からエイミーが帰ろうとした際に、外にエイミーの父親である警官が立っていました。ハンターの父親の現在を見せてやる、と言われ警官についていくと、とある酒屋で落ちぶれた様子でふしだらに女性と飲んでいる自分の父親の姿がありました。それをみて涙をながすハンター。
 
 
その後ハンターはマッケイラに、今までの自分の行為を詫び、もう密売はやらないと誓います。
 
 
そしてとうとうダニエルは、ハンターにはマッケイラとの関係を、マッケイラにはハンターとの関係を知られることとなり、マッケイラはダニエルのもとを去ります。
 
 
そんな中、うなぎのぼりの業績に味をしめたダニエルは、さらにお金を稼ぐためハンターにとデックスに内緒でコカインの密売のためポートランドに向かいます。売人には軽くあしらわれる程度でまともに取り合ってもらえませんでした。しかしこのことが原因で、ダニエルはデックスに命を狙われることとなります。

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ラスト結末は?

ケープコッドには巨大なハリケーンが接近していました。暴風雨のためダニエルはハンターに助けを求めますが、マッケイラとの関係を隠され、嘘をつかれていたダニエルに対しハンターは銃を向け帰るように言い、ダニエルを彼のもとから追いやりました。
 
 
ダニエルを逃した後、ハンターのもとにデックスがやってきて、ダニエルの居場所を尋ねます。ハンターは「知らない」と答えると、デックスにより殺されてしまいます。
 
 
ダニエルはデックスから逃げる道中で、事故にあいながらもマッケイラに会うために彼女の家に向かっていました。
 
 
一方マッケイラは、自宅で自分とハンターとの幼い写真をみつけます。それを見たマッケイラはハンターのもとを訪ねますが、そこにはすでに亡骸となったハンターの姿が。
 
 
ダニエルはマッケイラの家を訪ねますが、彼女はそこにはおらず、残されていたのはマッケイラとハンターの幼いころの写真のみでした。
 
 
翌日ハンターの死体が発見され、エイミーたちにより埋葬されます。

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感想


主人公男女の美しいキス手前の写真と「甘く、切なく、美しく、スリリングなひと夏の青春」というコピーから、甘酸っぱいとかほろ苦いとかそんな初恋を、淡いとか激しいとかどんな恋模様かなと期待しすぎました。恋愛映画ではなかったと私は思います。
 
 
1991年8月後半に実際にこの地を襲った「ハリケーン・ボブ」(映画『パーフェクト・ストーム』の題材とのこと)が迫り、去っていったように、ラストでダニエルも、まっすぐに続く道をバイクで去っていきます。
 
 
ダニエルにとって、このひと夏の出来事はなんだったのでしょう。
 
 
もしかしたら、大人になる前のちょっとした冒険、武勇伝として、人生や人格になにか影響を及ぼすわけでもなく、いつしか思い出すこともなくなるような、「事実」というよりは「語り継がれて形を変え続ける伝説」と呼ぶのがふさわしい出来事でしょうか。
 
 
人がひとり死んでいるのに。
 
 
ティモシー・シャラメの不思議なイメージがそう思わせるのでしょうか。

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