『ワイルドスピード』シリーズの最新作『ワイルドスピードスーパーコンボ』がついに公開されました! 今回は物語の本筋からやや逸れた部分で展開される、いわゆるスピンオフ作品です。
監督は、いろいろと趣向を凝らしているようなことをほのめかす発言もしており、前評判も高まっていました。
特に視聴者が驚いたのは、とある俳優のサプライズ出演ではないでしょうか?
ライアン・レイノルズがサプライズ出演!
近年では『デッドプール』シリーズや『名探偵ピカチュウ』で活躍しているライアン・レイノルズがサプライズ出演しました! 彼が出演することは公開直前まで一切伏せられていたため、公開初日に観に行った観客はさぞ驚いたことでしょう。
出演を隠して撮影している影響か、出番そのものは少なめです。しかし、それを補うほどに強烈な存在感を醸し出していました。まさに名俳優ですね!
ちなみに吹き替えはと同じく加瀬康之が担当しています。
また、デッドプールのウィードのような、お調子者で口数の多い性格をした人物でした。そのため、声色の方面から見てもデッドプールのようなノリの演技が楽しめます。
ライアン・レイノルズの役は?(ネタバレなし)
今回レイノルズが演じたのは、CIA職員のロックというキャラクターです。
ロックはホブス(ドウェイン・ジョンソン)の昔からの友人で、今回の騒動の解決を依頼してくるキャラでした。
ホブスが娘のサマンサと幸せそうにパンケーキを楽しんでいたところに押しかけてくるや否や、強烈な個性を発揮していました。彼の依頼により、ホブスは騒動に巻き込まれていくのです。
ちなみにドウェイン・ジョンソンの愛称も『ロック様』ですが、スペルは『The Rock』です。レイノルズが今回演じたのは『Locke』ですので、スペルが違います。発音も違いますが似ていないこともないので、狙ったのかもしれませんね。
ライアン・レイノルズが出演に至ったきっかけは?
大物俳優である彼が出演してくれた背景には、監督の存在がありました。
今回の監督であるデヴィッド・リーチ監督は、かつて『デッドプール2』でライアン・レイノルズと一緒に仕事をしたことがあったのです。
監督は物語の騒動のきっかけとなったウィルスについて説明をもっと面白くしたいと考え、ライアンに出演を依頼したと語っています。
ライアン自身も積極的に協力してくれたことが判明しています。
例えば、監督はライアンに脚本を送ったのですが、ライアンは脚本を改稿して自らジョークを提案しています。しかも、いくつかはカットせざるをえないくらいの量を盛り込んでくれていたとか。
ライアン・レイノルズのノリの良さが画面越しからも伝わってきましたから、この試みは大成功だったといえるでしょう!
余談ですが、今回レイノルズと電話越しに会話する場面のあった俳優ロブ・デラニーは、デッドプール2にも出演していました。直接顔を合わせての出演ではないですが、彼もまたレイノルズと再共演を果たしています。
ライアン・レイノルズの出番は?
彼の出番は大きく分けて冒頭とエンディングの2シーンです。
冒頭のシーンは、先ほど紹介したホブスへ協力を求める場面です。
エンディングでは、次回作のクリフハンガー(続編を示唆させる演出)を担っていました。
今回の騒動とは別の新型ウィルスを狙った何者かに襲撃されてしまうのです。そして、その旨をホブスに伝えて、今回の出番は終わります。
結果的にライアンン・レイノルズは映画の冒頭とエンディングを飾る形になりました。
ところで、サプライズ出演の驚きで多くの視聴者は誤魔化されているかもしれませんが、彼にはある”疑惑”があることはご存じでしょうか? 以下、次回作に関わるネタバレ&考察となりますので、注意してください。
ライアン・レイノルズは次回作に出るの?
実は日米問わず、ファンの間では有名なうわさがあります。
それは「ロック(レイノルズ)こそが、テロ組織の黒幕ではないか?」というものです。
今回の敵であるテロ組織『エティオン』に所属していた強化人間ブリクストンは、エティオンのボスからの指令を受けて行動していました。
このエティオンのボスは、劇中では声しか登場せず、最後までその姿が空かされることはありませんでした。今回の作品は表面上は単体でもきれいに完結させていますが、結局のところ黒幕を取り逃がしたまま終わってしまったのです。
そして、「エティオンのボスを演じていたのがライアン・レイノルズではないか?」というこえがファンの間で上がっているのです。
劇中、ウィルスの発見のタイミングがあまりに都合がよかったことが挙げられていますが、黒幕説を濃厚なものにしたのは、エンドクレジットに流れたある”名前”でした。
クレジットにはチャンプ・ナイテンゲール(Champ Nightengale)という名前が出ていたのですが、これがライアンの別名義である可能性が非常に高いのです。
ライアンは『アビエイション・アメリカン・ジン』という酒のブランドを持っているのですが、これをAmazonレビュー自画自賛するジョークを行っていたのです(彼の名誉のために補足しますが、一目見てジョークと分かるようになっています)。
I loved this review of Aviation Gin someone sent me after I wrote it. pic.twitter.com/YZN4KI0ATD
— Ryan Reynolds (@VancityReynolds) June 22, 2019
これにより『Champ Nightengale=エティオンのボス=ライアン・レイノルズ』という式が成立するのです。
現時点では真偽不明ですが、以上の情報から、彼は次回作にも出演する可能性が高いですね。
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