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エール3話ネタバレあらすじと感想

4月1日、NHK連続テレビ小説「エール」の第3話が放送されました。
 
 
蓄音機から流れる西洋音楽に夢中になっている裕一だったが、運動会の日が近づくにつれ、憂鬱な気持ちを募らせる。父の三郎(唐沢寿明)は、裕一を元気づけようと速く走る練習をするが、運動会の練習でも失敗して、皆の足をひっぱってばかり。
 
 
この記事では、4月1日放送の第3話のネタバレ感想について、お伝えいたします。

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前回までのあらすじ

福島県下でも有数の呉服店に生を受けた裕一は、いじめられっ子だった。
 
学校に行けば、いじめられた。
 
吃音(きつおん。どもること)のせいだった。
 
体育が苦手なせいでもあった。
 
ついには、むりやり女子児童とのケンカを買わされた。
 
売ったのは、ライバル呉服店の娘だった。
 
裕一の父親の悪口を言い、挑発したのであった。
 
結果は、裕一の完敗だった。
 
その戦いに立ち会ったのは、あだなを「乃木大将」という、番長格の少年だった。
 
乃木大将は、負けても愛想笑いを浮かべる裕一を罵った。
 
・・・「づぐだれ(いくじなし)」と言って。
 
 
 
いっぽう、「づぐだれ」は家にもいた。
 
ほかでもない父親の三郎である。
 
義兄の茂兵衛に、雑魚あつかいをされても、言い返せないのである。
 
三郎は、いなくなったあとで、妻に文句を言う。
 
妻のまさは、茂兵衛に伝えておくと言った。
 
 
 
三郎は、帰宅した裕一を心配した。
 
また、いじめに遭ったみたいだ。
 
部屋を訪ねると、息子がとんでもないことを言い出す。
 
夢中になれるものは山だという。
 
川だという。
 
要するに、話さなくても良いからだ。
 
吃音を気にしなくても良いからだ。
 
父と話すときには流暢な言葉遣いだった。
 
 
 
部屋で絵を描いていた裕一は、どこからともなく聴こえる音楽に魅せられた。
 
初めて、クラシック音楽の薫陶(くんとう)をうけたのである。
 
曲は蓄音機から流れていた。

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エール第3話のネタバレあらすじ

時は大正八年。
 
前年の第一次世界大戦の終結により、日本は大きな戦果を得ていた。
 
大戦景気により、国内経済は右肩上がりの成長を遂げていた。
 
ロシア、ドイツ、フランスの「三国干渉」への復讐も、まずロシアへの日露戦争の勝利、そして大戦中のドイツ領の略奪により、残りは消極的干渉をしたフランスのみとなった。
 
のちの話となるが、太平洋戦争の回避分岐点とされた南部フランス領インドシナへの侵攻も、たんに石油目当てではないのかもしれない。
 
日本国中が戦勝気分にうかれていたと言っても過言ではない。
 
西洋文化に影響をうけた「大正ロマン」が花開いた時代でもあった。
 
・・・裕一は、蓄音機から流れる『威風堂々』に魅了され続けた。
 
 
 
裕一は、ようやく朝ご飯の食卓についた。
 
ふう、一日中『威風堂々』を聴かされるのは、ごめんだ。
 
行進曲では、消化に悪い。
 
八郎は、そう思いながら運動会の日程を訊く。
 
裕一はなかなか答えない。
 
吃音のせいではなく運動、とくに駆けっこが苦手だったからだ。
 
裕一の胸中を察した父は、安心させようとしてくれた。
 
しかし、母は父の不甲斐なさを告げた。
 
やはり、遺伝なのだなと裕一は思った。
 
 
 
ぼんやり考え事をしながら裕一が歩いていると、怒声が聞こえてきた。
 
ケンカだ!
 
とっさに、木の陰にかくれた。
 
巻き込まれるのはごめんだ。
 
ひとりが3人を相手に戦っている。
 
ここは林の中だ。
 
止めるものは誰ひとりいない。
 
乃木大将だ!
 
負けて逃げていった3人を見送ると、彼は何事もなかったかのように、歩み去った。
 
ただ見ているだけだった、取り巻きふたりを連れて。
 
あのふたりは、まるで虎の威を借る狐のようだと思った。
 
しかし、虎は恰好が良い。
 
そんな裕一の思いを否定する声が聞こえた。
 
もうひとり見物客がいたのだ。
 
洋服をぴちっと着こなしている。
 
虎を野蛮人と決めつけたようだ。
 
その少年は転校生だった。
 
 
 
裕一の地獄の時間が始まった。
 
運動会の練習である。
 
体育教師は竹刀!を持っている。
 
今日は騎馬戦だ。
 
しかしあっけなく、つぶれてしまった。
 
痛い!
 
足のうえに人が落ちてきた。
 
しかも続きがあった。
 
ひとり、体育館に呼びだされたのである。
 
そこで、体育教師に平手打ちされた。
 
パチンと音がする。
 
裕一は、どもりながら足が痛いと言おうとした。
 
教師が気合いが足りないと言い、バックスイングをした。
 
殴られる!そう覚悟したとき、助けてくれた人がいた。
 
新任の藤堂先生である。
 
穏やかだが毅然としたその態度に、体育教師は体罰をあきらめてくれたのだった。
 
助かった!
 
でも声がでない。
 
恩人の言う通りにしてみた。
 
大きく深呼吸をした。
 
すこし楽になった。
 
先生は、目線を同じ高さに下げてくれた。
 
じっさいに腰をかがめて。
 
その一言ひとことが心にしみわたる。
 
ただ、得意なものを訊かれたときには困惑した。
 
何もなかったからである。
 
しかし、いつか「見つかる」という先生の言葉を胸に刻んだ。
 
 
 
三郎は、裕一の駆けっこに光明を見出した。
 
善治という魚屋に聞きだしたのである。
 
配達に、天秤棒をかつぎ駆け回るこの男なら信用できる。
 
さっそく裕一にやらせてみよう。
 
ちょうど、帰ってきたばかりだ。
 
その晩、蓄音機からは「天国と地獄」が流れた。
 
早い話、フレンチ・カンカンである。
 
とにかく、腕振りを速くすること、それが善治の教えだった。
 
その場で、曲にあわせて足踏みをする。
 
三郎は思った。
 
よし、この調子だ。
 
この調子なら・・・
 
蓄音機は重い台に載せてあるのか、針飛びはしなかった。
 
 
 
運動会当日。
 
裕一は「騎馬戦」をかろうじて乗り切った。
 
三郎は安心した。
 
「棒倒し」には、熱狂した。
 
ほぼ、乃木大将のひとり舞台だったが。
 
善治の息子の。
 
やがて、運動会の花形種目がやってきた。
 
「徒競走」である。
 
裕一は緊張した。
 
毎年、これで大恥をかいてきた。
 
しかし練習した。
 
三郎も見守っていてくれる。
 
大丈夫、そう自分に言い聞かせた。
 
太鼓が鳴った。
 
次は自分の番だ。
 
スタート!
 
出遅れた。
 
しかしがんばれば・・・
 
ダメだ。
 
足が痛い。
 
つまづいた。
 
もう駄目だ。
 
しかし、三郎の声が聞こえる。
 
声援に応えなくてはいけない。
 
立てた。
 
しかし足がもつれた。
 
自分の足が言うことを聞いてくれない。
 
観衆の嘲笑が聞こえる。
 
毎年、こうだ。
 
もう、4回目だった。
 
あきらめよう。
 
にこっと笑えばすむことだ。
 
つかのま、騒音がとぎれた。
 
このあと、見飽きた観衆から罵声が飛ぶ。
 
ところが、ちがう音が聴こえた。
 
希望をもたらす旋律が。
 
ハーモニカの合奏だった。
 
そして、声援が!
 
父だけではなく、会場全体がうねりをあげて後押ししてくれる。
 
よろよろと立ちあがる自分を。
 
ゴールに倒れ込む自分を誰かが包みこむ。
 
・・・藤堂先生だった。

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エール第3話の感想

・・・涙、涙、涙。
 
すごく感動しました。
 
指揮を執る藤堂と、それに続くハーモニカの音色に。
 
そして、初めてのエールに応えようとする裕一の姿に。
 
それを抱きとめる、またしても藤堂の姿に。
 
これこそ、教育者ではないでしょうか?
 
そもそも、騎馬戦は荷が重すぎました。
 
文字通り。
 
気合でどうこう言える問題ではありません。
 
体育教師は適性を見極められず、ケガをさせてしまいました。
 
これが教育者でしょうか?
 
あの鬼の形相!
 
本当に恐怖を感じました。
 
 
 
そして、乃木大将の存在感ときたら・・・
 
「悔しいことを、笑ってごまかすな!」
 
・・・はい、心に銘じます。

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