藤原竜也氏の出演で話題となっている、Dinerダイナーが、あまりにも過激と言われ大注目を集めています。
映画や漫画とは違った、原作Diner ダイナーのネタバレやあらすじを基に説明していきます。
Diner ダイナーとは
平山夢明氏の小説「Diner ダイナー」が原作とされています。
定食屋キャンティーンに訪れる人は全員殺し屋。
個性溢れる殺し屋の達が、主人公の一般人「オオバカナコ」を巻き込む、拷問も爆発も人殺しもなんでもありな超過激な作品となっています。
Diner ダイナーの重要な人物
DINER ダイナーでは数多くの個性的な殺し屋が登場しますが、作品を語る上で特に重要な人物を説明します。
①オオバカナコ
原作小説DINER ダイナーの主人公であり、一般人でありながら殺し屋達と生活を共にすることになる。
殺し屋と過ごすことで、良くも悪くも人間として成長していく。
②ボンベロ
オオバカナコが働く定食屋キャンティーンの店長であり元殺し屋。
殺し屋時代に前ボスに拾われ忠誠を誓っている。
料理の腕が超一流で来客殺し屋一人一人に合った料理を提供する。絶品ハンバーグが得意料理
③ディーディー
オオバカナコが殺し屋と生活するきっかけを作った女。殺し屋
④カウボーイ
ディーディーの恋人であり、同じくオオバカナコが殺し屋と生活するきっかけを作った男。
いつも飴をくわえている殺し屋。
⑤コフィ
殺し屋組織のボスの1人であり前ボスデルモニコの甥
⑥デルモニコ
前殺し屋組織のボスであり、ボンベロの師。
殺し屋が生きていくことを目的に定食屋キャンティーンを創設
以上が原作ダイナーの物語上で主要人物となります。
Diner ダイナー原作のあらすじ
原作ダイナーの主人公は「オオバカナコ」
ごくごく一般な生活を送っていた彼女ですが、「求む運転手。報酬三十万。軽リスクあり。」
といった怪しい仕事を興味本位で引き受けてしまうことで、人生が大きく変わってしまいます。
仕事内容は「カウボーイ」「ディーディー」といった名前の男女2人を駅まで送っていくだけといった簡単な仕事でしたが、駅へ向かっている最中に危険な香りのする男たちに捕まってしまいます。
理由は依頼者の「カウボーイ」と「ディーディー」は殺し屋であり、任務に失敗していたからです。
捕まった先では想像を絶する拷問の嵐。
「カウボーイ」はあっさりと殺され、「ディーディ」ーと「オオバカナコ」も殺される運命。
オオバカナコは必死に命乞いをすると、買い手がついたとの理由で助けられ、ある場所へ連れられて行きます。
店の名前は「キャンティーン」
お客様は全員殺し屋、オーナーは勿論、店長である「ボンベロ」までもが元殺し屋という会員制定食屋です。
オオバカナコはウエイトレスとしてボンベロの下、雑用係として働かされることとなります。
全身ホルモン注射で整形をしている殺し屋や前ウエイトレスを殺害している殺し屋など一癖も二癖もある殺し屋がキャンティーンに集まる中で思いがけない様な想像を絶するトラブルに巻き込まれてしまう内容となっています。
ダイナー原作の結末
様々なトラブルに巻き込まれるうちに、かつて組織には「デルモニコ」といった偉大なボスであり「ボンベロ」の師がいた事が明かされます。
デルモニコは過去に暗殺されていますが、この暗殺が現在のボスでありデルモニコの甥である「コフィ」の仕業であったことが発覚し、忠誠を誓っていた「ボンベロ」も同罪となりました。
しかし、これまでの多大な功績から命は助けると言われ、組織からの追放と定食屋「キャンティーン」の閉鎖、オオバカナコには殺害の命令が下されました。
組織からの命令には逆らえない「ボンベロ」ですが、「オオバカナコ」のありがとうといった言葉をきっかけに助けてしまいます。
当然組織からの怒りを買ってしまい、ボンベロとオオバカナコVSこれまで登場してきた殺し屋が総出となりクライマックスの戦いが始まります。
壮絶な戦いの中助からないと察した「ボンベロ」は「オオバカナコ」に向けて
「中に口座と暗証番号を書いたものが入っている。店でも開け。必ず喰いに行く」
「面白かったぜ!オオバカナコ」
と最後のセリフを吐きオオバカナコを逃がします。
その後大爆発が起こり戦いの舞台であるキャンティーンは崩壊し、組織は壊滅状態とニュースが流れましたが、死傷者の中にボンベロの姿は無く生死が分からない状態となります。
時は経ち、「オオバカナコ」は「ボンベロ」の最後の言葉を聞き入れ、ドライバー向けの飲食店ダイナーを開き「ボンベロ」がいつか食べに来てくれることを信じています。
まとめ
オオバカナコだけが生存が確認出来、数々の殺し屋は死んでしまいボンベロは行方知らずとなりました。
ボンベロの無愛想ながらの優しさやオオバカナコのボンベロに対しての思い。
そして小説ならではの次々と人が死んでいく過激さ。
映画や漫画とはまた違ったダイナーはとにかく面白く読む価値が非常に高い作品です。