11月28日放送の「奇跡体験!アンビリバボー」では、謎が謎を呼ぶ!世界の衝撃ミステリー2時間スペシャルが放送されました。
あなたはこのミステリーが解けますか!?
この記事では、11月28日放送の「奇跡体験!アンビリバボー」のネタバレ内容と感想について、お伝えいたします。
アンビリバボーDNA検査の内容ネタバレ
世界中で撮れたミステリー
<呼吸する大地!?>
カナダ東部ケベック州で驚くべきミステリー現象が撮影された。
昨年10月、国立公園内の森林地帯で…まるで森が呼吸しているかのように地面が動いている!まさに大自然のミステリー!
あなたには このミステリーが解けるだろうか?
当時、この地域では大荒れの天気が続き、前日にも大雨が降っていた。
そのため、地面はたっぷりと水を含み、土壌はかなり緩んだ状態になっていた。
だが、それだけでこんなにも地面が動くものなのか?
その原因は樹木にあった。 この森に自生するトウヒという木。
幹は細長く、根は普通の樹木よりも広く浅く張るのが特徴。
そのため、強風により上部が大きく揺れると地表が割れ、根ごと倒れてしまうこともある。
専門家によると、大雨によって土粒子の間に水が入り込むことで、土壌に柔軟性が生まれる。
そこへ強風が吹きつけ、土壌が根に伝わった力を受け流すように波打っていたと分析できるという。
これ以上 風が強まれば、根が抜けて倒れる可能性も。
土壌の状態と、風で根が引っ張られる力が絶妙なバランスを保つことで見られる極めて珍しい現象。
見れば見るほど、大地が深呼吸をしているようなミステリー映像だった。
<空に現れた未確認飛行物体>
アメリカ・モンタナ州で偶然撮影されたミステリー映像。
謎の黒い輪が真っ白な雪原の上空に浮かんでいる。
そのサイズは距離から推測すると、直径およそ2メートルという大きさ。
宇宙からの未確認飛行物体か、はたまた米軍が秘密裏に開発した飛行体か。
一体、この輪の正体とは?
空中に浮かぶ謎の黒い輪のミステリー、それを解く鍵は撮影された場所にあった。
映像では見えないが、この場所の隣には、ある施設が存在する。
それは、油田。
原油を採掘するこの井戸では、発生するガスを燃やしており、その時に出る黒い煙が偶然リング状になる事がある。
これはタバコの煙で輪っかを作るのと同じ原理。 煙が偶然作り出した巨大な黒い輪。
何も知らずにその瞬間だけを見ると、まさにUFOのようだった。
<引き裂かれた空!?>
アメリカ・ワシントン州で撮影されたミステリー現象。
空が真っ二つに引き裂かれているのだ。
まるで地獄の門が開かれたような不気味な生理現象。
空で何が起こっているのか?
あなたはこのミステリーが解けますか?
謎の鍵を握っているのは、高くそびえ立っているレーニア山。
秋から冬にかけての時期、ある一定の条件が揃うと、このミステリー現象が起こるという。
山頂から伸びる黒い部分は、雲に映った山の影だった!!
<レース中に消えたレーサー>
400メートルの直線コースでゴールまでタイムを競い合うドラッグレース。
最高時速は、320キロにも達する。
このレースのバイク部門で誰も予想しない現象が起こる。
なんと大クラッシュが発生!!
果たしてレーサーは無事なのか? だが、レーサーの姿はどこにも見当たらない。
消えたレーサーのミステリーの真相は?
前のバイクと接触したその瞬間、レーサーは消えた!! と思いきや、もう一台のバイクをよーく見てみると、足が。
接触した衝撃で横に飛ばされた時、奇跡的に足が相手のバイクに引っかかり、抜けなくなったのだ。
そのため、バイクに振り落とされることもなく、このバイクレーサーは、足を軽く怪我したのみで済んだ。
<謎の交通事故>
今から7年前、アメリカ・テキサス州在住のシェイラは、友人とのパーティを終え、自宅へ車を走らせていた。
時速は60キロ。雨により路面は濡れていたが、毎日使う通い慣れた道、何も起きるはずがなかった。
ところが、道に鹿がいることに驚いたシェイラは、急ハンドルにより、スリップ。 道路脇の木と衝突してしまった。
車は大破。 また、当たり方が悪く、エアバックがうまく作動しなかった。
さらに、シートベルトもつけ忘れていたため、シェイラは大怪我を負っていても不思議ではなかった。 だが、シェイラは無傷だった。
なぜなのか? このミステリー、あなたは解けますか?
我々は、アメリカに住む彼女を訪ね、その真相を確かめることにした。
やって来たのは、シェイラが暮らすニュージャージー州。
こちらが事故を起こしたシェイラさん本人。
実は、彼女の命を救ったのは、彼女の胸だという。
元々、巨乳に憧れていた彼女は、1500万円もの費用をかけ、豊胸手術を約30回繰り返し、Nカップに。
このNカップがエアバックの役割を果たし、衝撃を吸収していたのだ!
<宙を舞うカップラーメン>
中国の監視カメラが捉えた超常現象ミステリー。
とあるショップで客がいない間にカップラーメンを作った店員。
少し目を離したその時! カップラーメンが爆発!
店員に怪我はなかったものの、容器ごと飛び上がり、真っ逆さまに着地。
カップラーメンは、スーパーなどで買える中国でも一般的な紙容器のもの。
爆発するようなものはないように見えるが、実は、原因が映像の中にしっかりと映っているという。
このミステリー、あなたは解けますか?
爆発し、宙を舞うカップラーメン、映像をスロー再生してみると、飛び上がった瞬間、店員の肘の辺りに向かって青い物体が飛んでいる。
実はこれ、使い捨てライター。
映像ではわからないが、このカップラーメンの紙製容器、保温と強度を保つために紙コップのように上底になっている。
そのため、置く位置をよく見ていなかった店員は、底にすっぽりと使い捨てライターが入ってしまったことに気がつかなかったのだ。
使い捨てライターの中身は可燃性の高圧ガス。 そのため、直射日光の当たる場所や、温度が高くなるところに放置すると膨張し、爆発する危険がある。
映像のライターは、カップの底で熱湯の影響を受け、膨張し、爆発!
宙を舞うカップラーメンのミステリー、真相は、カップの下にあったライターの爆発でした。
<雪原に現れた摩訶不思議な絵>
カナダ・モントリオールで物議を呼んだ一枚のミステリー写真。
寒波で大雪となった街で撮影されたその写真。
カナダの公共放送CBCで取り上げられるやいなや、あるミステリーが大きな論争を巻き起こした。
それがこちら、雪の上に描かれた縦横10メートル司法の巨大なクマの絵。
お尻のところに足跡が残されているため、製作者は右足から順に熊の形に沿うように雪を踏んで描いていったと思われる。
この絵の一体どこが不思議なのか…お気づきだろうか? それは、おへそ。
製作者はこれをどうやって描いたのか? というのが大きなミステリーとなったのだ。
このミステリー、あなたは解けますか?
目や鼻など表情は輪郭から60cmほどなので、手や足が届きそうだが、胴体の線からヘソまでは2メートルもあるのだ。
ネット上で論争にまでなった、このクマの絵。
予想の中には「アイスホッケーのスティックを使って描いた」、「ドローンを使った」というものもあったが、2つとも不正解。
製作者は一切、道具は使っていないという。 では一体どうやっておへそを描いたのか?
この謎を解明すげく、テレビ局の記者が制作した女性にコンタクト。
その真相が明らかになった。
なんと、おへその位置に5つの雪の玉を投げて作ったというのだ。
単純だが、一球でも違うところに落ちてしまったら、台無し。
5つもちょうど真ん中に投げこむとは、かなりのコントロールの良さがうかがえる。
人騒がせでありつつも、なんともかわいいミステリーアートであった。
<恐怖!血の滝>
極寒の地、南極大陸で発見された大自然のミステリー。
南極大陸発見から、来年でちょうど200年。
未だ謎が多いこの大陸にショッキングな異名を持つミステリアス・スポットが存在する。
真っ白な氷河が傷つき、まるで血を流しているかのような光景、通称「血の滝」。
最上部から地表までの高さは約30メートル。
中央部の幅10メートルという、巨大な「血の滝」。
動画で確認すると、実際はほぼ凍っているため、勢いよく流れているわけではないが、長い年月をかけてゆっくりと動いているという。
果てしなく広がる白氷の世界でも、血の滝が現れるのはここのみ。
あなたには、この大自然のミステリーが解けるだろうか?
真相は、氷河の下には濃度の高い塩水で満たされた地底湖が眠っている。
氷河の重みで大地が圧迫されると、下の地底湖にも圧力が加わり、裂け目を通って塩水が上がってくる。
塩水は氷河を形成する水よりも氷になる温度が低いため、凍らずに氷河の表面に流れ出す。
さらに、鉄分を豊富に含んでいるため、空気に触れた鉄分が酸化し、血のように赤くなるのだという。 つまり、この赤は鉄分のサビ。
よく見ると、赤というより、我々がよく知る鉄サビと同じ、赤茶色をしているのがお分かりだろう。
実はこのメカニズムは、人間の血と同じ。 血が赤いのは、ヘモグロビンの鉄と酸素が結びつき赤くなるため。
そういう意味では、「赤い滝」は氷河を流れる大自然の血でもあると言えないだろうか?
酸化した塩水が、ゆっくりと氷河の傷口から流れ、「血の滝」となるまでにかかった年数は、およそ150万年と推測されている。
我々の祖先、ホモ・サピエンスが登場したのは、20〜30万年前と言われているが、その遥か前から、ここには「血の滝」が流れていたのだ。
この大自然の神秘が発見されたのは、たった108年前。
南極大陸には、今も我々の想像も及ばないミステリーが眠っているのかもしれない。
<姿なき救世主>
今から4年前の7月。
アメリカ・テネシー州でミステリアスな救出劇が起きた。
その日、自宅のガレージで前輪を外し、自家用車の整備を行っていた、サム(18歳)。
エンジンに修理が必要だったが、自分だけでは直せないため、外出していた父に電話をかけることにした。
父は、一人では危ないため、自分が帰るまで待つようにサムに言った。
父を待つため、作業をやめ、車の下から出ようとしたその時、車体を持ち上げていたジャッキが故障し、車の下敷きになってしまった。
車の重さは約2.3トン。
腰から上に容赦なくのしかかり、全く身動きが取れない上、圧迫によって呼吸もしづらい状態に。
体型の差にもよるが、人体が何らかの下敷きになると、心臓、肺の圧迫により呼吸困難に。
また、血流が集まる腎臓と肝臓が損傷すれば出血多量に陥り、最悪の場合、数分で死に至る場合もある。
力を振り絞り、大声で助けを求めた。
だが、父だけでなく、家族全員が外出中。
さらに、時刻は平日の夕方、閑静な住宅街には人通りはほとんどなく、隣人も留守。
サムの叫びが届くことはなかった。
加えて、両腕もほとんど動かす事ができず、自力での脱出は不可能。 まさに絶体絶命だった。
だが、事故から40分後、レスキュー隊が到着。サムは救出されたのだ。
救助の声が届かぬ場所で、父もしばらく帰ってこない。
にも関わらず、なぜレスキュー隊は現場にかけつけることが出来たのか?
このミステリー、あなたは解けるだろうか?
実は、諦めずに必死に助けを求める中、サムの声にsiriが反応した。
siriとは、iPhoneなどApple製品に搭載されている、音声アシスタント機能のこと。
ホームボタンを長押しするとマイクが起動し、天気予報やアラーム、登録された番号に電話をかけるなど、話しかけるだけで、様々な操作を行うことができる。
それは、911など緊急通報番号でも例外ではない。
もがく中、尻ポケットにあった携帯電話のボタンが長押しされ、siriが起動。
サムはsiriに911に電話するように指示を出した。5度目にしてsiriが反応。
この通報により、レスキュー隊がサムの元へ急行。 無事救助されたのだ。
サムは助骨3本の骨折、腎臓の裂傷、額の火傷などの怪我を負ったものの、幸い命に別状はなく生還した。
<盗まれた地図>
ニューヨーク州南部の田舎町。
入り口には何の変哲もないこちらの看板。
実はここ、あるミステリーの舞台として全米で話題となった場所である。
全ての始まりは、今から80年ほど前、地図会社のジェネラル・ドラフティング社で起こった、ある奇妙な出来事だった。
当時、自動車の大衆化が進み、自家用車が急増。
道路地図の需要に目をつけた地図会社が乱立していた。
ある日、オットーは同僚に、自社の地図が盗作されているのではないかと、他社の地図を見せられた。
地図を制作するには、膨大な手間とコストがかかるため、他社の地図を無断で転用し、自社製品として販売する会社も存在した。
オットーは、一目見て、自社の地図が盗作されていると断定、盗作した会社に抗議を行った。
一体なぜ、オットーは一目見ただけで、自社の地図が盗作されたと断定できたのか?
このミステリー、あなたには解けるだろうか?
盗作した会社は、地図を盗んだことを否定したが、オットーは確かな証拠を持っていた。
実は、ジェネラル・ドラフティング社と盗作を行なったと思われる会社の地図に載っているアグローという街は、ジェネラル・ドラフティング社が作った架空の町、ペーパータウンだったのだ。
地図の盗作を防ぐためにジェネラル・ドラフティング社では、あえてフェイクの町を自社の地図に載せていた。
それが地図にしか存在しない町、ペーパータウン・アグロー。
他社の地図には転用しなければ、載ることがない町の名前は、まさに盗作を見破る画期的なアイディアだったのだ。
だが、ここからさらなるミステリーが。盗作した会社の担当者は、アグローの町を見たと主張。
そして、証拠として一枚の写真を差し出した。
そこには、アグローという存在しない町の名前が入った民宿の看板が写っていた。
実は、ちょうどその地で釣り客用の民宿を開こうとした主人が宿の名前を考えあぐねていた時、ふと地図を手にしたところ、アグローという町の名前が目に入った。
こうして、アグローという響きが気に入った主人は、民宿をアグローロッジと命名し、看板を掲げた。
当時のポストカードを見てみると、アグローの文字がしっかりと刻まれている。
さらにこの地には、似たような理由でアグロー・アソシエイツという会社も存在した。
その事実を知った、ジェネラル・ドラフティング社は、アグローの存在を認め、騒動は和解へと進んだ。
その後、民宿と会社は閉鎖。
アグローは地図上だけに存在するペーパータウンに戻った。かに思えたのだが、このミステリーにはまだ続きがあった。
冒頭で紹介した看板、今も存在するこの看板には、はっきりと「ようこそアグローへ」と書かれている。
なぜ存在しない町の看板が今もあるのか?
きっかけとなったのは、今から11年前に全米でヒットしたペーパータウンズという小説。
アグローのミステリーに着想を得た恋愛小説で、後に映画化もされた。
高校生の主人公が失踪したガールフレンドを探すため、旅に出るのだが、その目的地が存在しない街、アグローだったのだ。
こうして映画の舞台となり、再び世間の注目を集めたアグローには、ファンが押し寄せるように。
しかし、わざわざ訪れた人たちがアグローが無いとがっかりしないように地元の住人が看板を立てたのだ。
こうして騒動から80年以上の時を経て、アグローは今も訪れる人を迎え続けている。
<ホラー映画のような光景>
昨年10月、アメリカ・テキサス州でホラー映画さながらの動画が撮影された。 道路の脇から…巨大なクモが出現! 警察官にジリジリと近づいていく。 一向に気がつかない警察官。 このクモはCGや合成ではない。
あなたには このミステリーが解けるだろうか?
実はこの巨大グモ、実際に道路を歩いていたわけではない。 歩いていたのは…パトカーのフロントガラスの外側。
クモが歩く位置、フロントガラスの角度、そしてカメラの角度が奇跡的な錯覚を生み、巨大なクモが道路を歩いているように見えていたのだ。 ホラー映画のワンシーンにそのまま使えそうな ミステリー映像であった。
家族の絆を壊す!? 出生ミステリー
アメリカ・ワシントン州に暮らすアリスさん。
彼女は気軽に試したあることがきっかけで、自分の存在が根底から覆されるような感覚に陥ったという。
大学で生物学を学ぶなど、昔から科学に興味があったアリスは、ある物をネットで購入した。 それは、DNA検査キット。
近年アメリカでは、DNA検査により将来かかりやすい病気や、自分のルーツを調べることがブームになっている。
検査キットは、ネットで手軽に注文・購入でき、やり方は、届いた容器に膵液など細胞が検出できるものを入れ、返送するだけ。
遺伝子の分析結果は、ネット上で見ることができ、娯楽のような感覚で多くの人が利用している。
アメリカは、人種と民族が入り混じる移民大国。
検査によって、自分と血縁関係にあるかもしれない人まで調べられるため、特に人気が高い。
アリスは7人兄弟の長女。
両親の先祖がアイルランドからの移民だとは知っていたが、もっと細かい自分のルーツに興味があった。
検査キットを返送してからおよそ1ヶ月。
結果がメールで届いたのだが、その結果は予想だにしないものだった。
検査では遺伝情報から、自分のルーツとなる国や地域、民族が何%ずつの割合であるかが明らかになる。
アイルランドにルーツを持つ両親から生まれたアリスは、アイルランド系という遺伝情報が少なくとも75%以上あると思っていた。
だが、アリスの元に届いた結果は、ルーツの半分はユダヤ系。
アイルランド系は、わずか34%だった。
これにより、大きく2つの可能性が考えられた。
1つは、自分は養子なのではないか?ということ。
もう1つは、両親のどちらかが、アイルランド系ではなくユダヤ系なのではないかということ。
しかし、彼女の両親はすでに亡くなっているため、確認する術はなかった。
自分は養子なのではないかと疑ったアリスは、まず妹のジェラルディンにDNA検査を受けてもらった。
すると、アリスと同じように半分がユダヤ系、2人は本当の姉妹であるとわかった。
2人とも養子であるとは考えにくい。 そうなると、両親のどちらかが、本当の親ではないということ。
本当の親が、実はユダヤ系であるのではないか?
生まれて数ヶ月後に母を亡くした父・ジム。
貧しかったジムの父は、1人で子供たちを育てていけなかった。
ジムは1歳の時、兄弟と児童養護施設に引き取られた。
なぜか兄弟とは性格が合わず、1人でいることが多かったという。
そして、彼の父は、ほとんど施設を訪れることなく、ジムが12歳の時に亡くなってしまった。
アリスは、両親を早くに亡くし、施設に入っていた父ジムに何か秘密があるのでないかと考えた。 そこで、DNA検査結果を見直すことに。
アリスたちが行ったDNA検査では、自分のルーツの他に同じテストを受けた人の中で、自分と同じ血縁関係にあるかもしれない人物が一覧で表示される。
偶然にも、この件を知らない弟が検査を受けていたことが分かった。
彼は、かかりやすい病気を知るために検査を受けており、先祖の情報は見ていなかった。
早速連絡を入れ、ユダヤ系のDNAが含まれ、アリスたちと本当の「姉弟」であることが分かった。
後日、他の兄弟たちも検査を受けると、全員、血縁関係にあると判明した。
だが、アリスが注目したのは、細胞内にある「X染色体」が示した遺伝情報。
X染色体とは、人間の性を決定づけるものであり、女性は父親と母親から、男性は母親からのみ受け継ぐことになっている。
今回、アリスのX染色体にはユダヤ系を示す青色が表示されたが、兄や弟にはなかった。
つまり、アリスにはあって兄や弟にはない、父親のX染色体がユダヤ系の遺伝情報を持つと考えられた。
そこで、アリスは父方の家系を調べるため、父の姉、その息子・ピートに検査を受けてもらうことにした。
彼は生存している数少ない父の親族の1人だった。 およそ1ヶ月後、ピートの了承を得て、アリスの元に来るようになっていた検査結果が届いた。
アリスの父がユダヤ系ということは、親族であるピートにもそのDNAが入っているはず。
しかし、ピートにはユダヤ系のDNAは入っておらず、アイルランド系のDNAが大半を占めていた。
つまり、アリスとは血縁関係にないと考えられたのだ。
そして、アリスは、父とその姉も血縁関係にないと推測した。
ということは、アイルランドの家系の中で、父・ジムだけがユダヤ系なのではないだろうか? だとしたら、父は一体何者なのか? アリスは、施設を出た後の彼の人生について思いを巡らせた。
ジムは15歳で施設を出た後、陸軍に入隊。
そして33歳の時、アリスたちの母親と出会い、結婚。 7人の子供に恵まれた。
その後、陸軍をやめ、刑務所の看守として、懸命に働いた。 時には、1日16時間以上働くこともあったという。
それでも、ジムは家族を最優先に考え、子供たちの誕生日などは、出来る限り一緒に過ごし、寂しい思いはさせなかった。
家族は決して裕福ではなかったが、父のおかげで幸せな生活を送ることができた。
その後、アリスは父の出生について調べ始めた。
まず、ニューヨークの児童養護施設をしらみつぶしに当たった。
そして、ついに父がいた施設を突き止めることができた。
だが、そこから有力な情報を得ることは出来なかった。
次に、父の出生証明書を確認すると、生まれた病院が判明した。 だが、その病院は30年以上前に閉鎖されていた。
そこで、アリスはDNAの検査結果に表示された『自分と親戚かもしれない人たち』、つまり、父の家系と繋がりがあるかもしれない人たちに連絡すれば、何か手がかりが得られるのではないかと考えた。
だが、彼らは、「親戚の可能性がある」というだけで、それが両親どちらの家系の親戚かは分からない。
詳しい情報を得るには、メッセージを送って事情を説明、個別に話を聞く必要があった。
だが、該当者は7000人近くいたため、その人たち全てとやりとりをするというのは、途方もない作業だった。
アリスとジェラルディンは、何日もその作業を続けた。
話を聞き、力を貸してくれる人もいたが、父の出生に繋がるような情報は一向に得られなかった。
その後、アリスたちは兄弟全員で力を合わせ、父の出生の秘密を探ることになった。
さらに疑問に思ったことを話し合い、他に出生の秘密を解明する方法はないかを探った。
そして、アリスが最初にDNA検査を受けてから、およそ2年半。作業は続けていたものの、いまだに進展がない状態だった。
そんな時、ピートに新しい親戚かもしれない女性が現れた。
ずっと、いとこだと思っていたが、アリスとは血縁関係になかったピート。
アリスは、何か情報が得られるかもしれないと、ピートの了承を得て、彼と親戚かもしれない人たちを閲覧できるようにしていた。 ピートのページに新たに表示されたその女性にメールを送ると、すぐに連絡があった。
彼女の名前はジェシカ。 アリスが詳しく話を聞こうとすると、ジェシカは自分の検査結果は間違っているかもしれないと言うのだ。
ジェシカの両親はユダヤ系なのに、ジェシカにはアイルランド系のDNA情報が入っているというのだ。 アリスは、アイルランド系だと思って検査を受けた結果、半分がユダヤ系だった。 ジェシカは、それと全く逆のパターンだったのだ。
ジェシカの祖父は父・ジムと同世代だった。 そして、ジェシカに亡くなった祖父の出生証明書を送ってもらい、父のものと見比べてみると、2人は同じ日に、同じ病院で生まれていた。
さらに、出生証明書の番号を見比べてみると、何と1番違いだったのだ。
そう、2人は生まれてすぐ、取り違えられてしまっていたのだ!!
これは、当時の病院の様子を写した写真である。
この頃、家ではなく病院で出産することは珍しかったため、まだ赤ちゃんを管理する環境が整っていなかった。 そのため、撮り違いが起こってしまったと考えられた。
幼いころ、育ての親を亡くしたジムは、施設で辛く孤独な少年時代を過ごした。
施設を出て、生きるために必死に働く中で、最愛の人に出会った。
7人の子供たちに恵まれ、ずっと憧れていた家族を持つことができた。
その後も、身を粉にして働いたジム。 自分のためではなく、全ては大切な家族のため。
晩年は、病気になった妻の看病に徹した。
彼女が亡くなるまで、15年間、献身的に面倒をみた。 妻がなくなってからは、子供たちが孫を連れて訪ねてくるのをとても楽しみにしていた。
孫の結婚式にも出席。 本当に嬉しそうだったという。 そして、今から20年前の1999年9月、大好きな家族に見守られ、85歳でその生涯を閉じた。
アリスさんは、父・ジムさんについて、こう話してくれた。
「父は生前、自分ではどうにもならない事が起きた時、『これが人生だよ』と笑っていました。私たちは運命に逆らえませんが、父はその中で最善を尽くしたんだと思います。今回 私たち兄弟は、協力して謎を解明しました。父は、私たちなら出来ると信じていてくれたと思います。」
世界中が感動!? 愛のミステリー
<知らぬ間に世界中で話題騒然のカップル>
アメリカ・カリフォルニア州中央部にあるヨセミテ国立公園。
年間400万人以上が訪れ、世界遺産にも登録されている、アメリカを代表する観光名所の1つでもあるこの公園。
中でも有名なのが「タフトポイント」と呼ばれる絶景が楽しめる断崖絶壁なのだが、実は昨年このタフトポイントにやってきたあるカップルが信じられないミステリー体験をすることになった。
彼らがその場の思いつきでとった「ある行動」がなぜかネット上で十数万件に及ぶ大反響を呼んだというのだ。
騒動の中心となったのは、こちらのチャーリーとメリッサのカップル。
3年前から交際を始め、その後も家族ぐるみで順調に愛を育んできた2人だったが、 交際開始から1年ほど経った昨年の冬、メリッサの祖母から「結婚する気はあるのか」と聞かれたのだ。
メリッサのおばあさんは当時82歳の高齢で、2人の結婚をとても楽しみにしていたという。 そこで、チャーリーは心を決めた。
その直後、友人らと共に行ったスノボ旅行中にサプライズでプロポーズをしたのだ。
結果は、見事成功!
だが、チャーリーの中で100点満点のプロポーズ、というわけではなかったのだという。
実は、旅行の前に、メリッサにネイルをするようにと彼女の親友を通して頼んでしまっていて、プロポーズをするっていうのがバレバレだったというのだ。
婚約は成立したものの、サプライズに失敗したことを少し気にしていたチャーリー。
そんな彼に半年後、突如リベンジのチャンスがやってくる。
その年の秋、デートを楽しむために2人は、ヨセミテ国立公園にやって来た。
そして、名所、タフトポイントに到着した2人は絶景に感動。
その時、チャーリーは改めてメリッサにプロポーズをした。
半年前のプロポーズではサプライズに失敗していたこともあり、この絶景の前で改めて結婚の誓いを立てたいと思ったチャーリー。
だが、あくまでその場の思いつき、2人にとってはデートの最中のほんの1コマにすぎなかったはずだった。
公園を訪れたおよそ3週間後、チャーリーが何気無く、スマホでニュースをチェックしていると、とある記事に目が止まった。
それは、全く知らない男が、自分たちの事を探しているという記事だった。
しかもその男に情報を提供したり応援したりという反響が、この数日で世界中から16万件以上にも及んでいるというのだ!
だが、自分たちはいつも通り生きているだけで、ここ最近何か特別なことをした記憶は全くない。
では一体なぜ自分たちは世界中の人々から探されているのか?
このミステリー、あなたには解けるだろうか?
突然、ニュース記事で世界中の人が自分たちを探していることを知ったカップル。
実は彼らがタフトポイントに行ったあの日、今回、2人を探しているという謎の人物もあの場所にやってきていたという。
それが、こちらのマシュー・デッペル。 職業はカメラマンだ。
あの日、マシューは友人とヨセミテ国立公園に行き、友人がタフトポイントに立ったところを写真に撮ろうと遠目から到着するのを待っていたという。
ちょうどその時、タフトポイントにやって来たのが、チャーリーとメリッサだったという。
そして、偶然、プロポーズの場面を目撃し、とっさに写真を撮ったという。
その後、撮った写真を彼らに渡そうと、友達の写真も撮らずにタフトポイントに向かったのだが、ポイントまでは距離もあり、結局、彼らを見つける事ができなかったという。
それでも諦めきれなかったマシューは、後日自宅に戻ると、その日撮影した写真をSNSにアップ。
2人へ向け、この写真を渡したいので、名乗り出て欲しいと投稿した。
すると、マシューの撮った写真のあまりの美しさに、投稿は瞬く間に拡散。
数日間で16万件を超えるリツイートがなされたことで、地元のニュースにも取り上げられる事態に。
そして数日後、ついに、チャーリーたちの目にするところとなったのだ。
マシューが撮った、実際の写真はこちら。
夕日の中で断崖に佇む、1組の男女。 それは神々しく、完璧な瞬間だった。
チャーリーは、今回の件について、こう話してくれた。
「最初は驚いたけど彼にはとても感謝しています。この件で世界中の知らない人から沢山のお祝いのメッセージをいただき、とても心温まる経験をさせてもらいました。世界中で色々と暗い話があるなか、世の中には他人のことを気にしてくれる、いい人たちが沢山いるということも実感させてもらいました」
世界中で撮れたミステリー
<車載カメラが捉えた謎の瞬間>
オーストラリアの道路で偶然、撮影されたミステリー映像。
同じ車線の前方を走っている白い車が、エンジンの不調か、突然、白い煙を吹き出した!
そして問題の車は…消えた!? 一体どこへ?
あなたには このミステリーが解けるだろうか?
煙のように消えてしまった車。 実は…煙に隠れている間に車線変更していたため、消えたように見えたのだ。
煙に巻かれた運転手だった。
<湖に現れた巨大な穴>
アメリカのとある湖に、突如 全てをのみ込むブラックホールが出現した。
ぽっかりと空いた巨大な穴が、水をどんどん飲み込んでいる! その直径は約22メートル。
見ているだけで底知れぬ恐怖を感じるこの穴。
一体 何なのか? あなたには このミステリーが解けるだろうか?
問題の穴が現れたのは ベリエッサ湖と呼ばれるダム湖。
通常、ダムには満タンになった水を放流する、水門などの設備があるが、ベリエッサ湖では、この穴で放流する。
湖に垂直の穴を開け、ダムの下を流れる川へ排水するという仕組みだ。
こちらは水位が低い時の写真。 排水用の穴を確認することができる。
雨が降り、穴の高さまで水位が上がると、自然と水が流れ込み、ダムの下を流れる川に放流される。
水位が上昇した時にしか見られない摩訶不思議なブラックホールだった。
アンビリバボーDNA検査の犯人の感想
今回の放送は、世界の衝撃ミステリー2時間スペシャルでした。
自然現象のミステリーから人工的な衝撃ミステリーまでたっぷりな内容で楽しめました。
特に、父親の出生ミステリーでは、アメリカならではのエピソードでしたね。
アメリカでは自分のルーツを大切に考えているからこそ、父親のルーツを探るために兄弟で力を合わせて、明らかにしたのだなと思います。
DNA検査にも興味を持ちました。